県内で生息数が減少するトンボを救いたいと、草津市の琵琶湖博物館でこんな企画展示が行われています。
琵琶湖博物館では、「トンボ100大作戦滋賀のトンボを救え!」と題して、県内に生息する希少なトンボの写真や標本などが展示されています。これらは、県内に事業所を置く6つの企業でつくる「生物多様性びわ湖ネットワーク」の保全活動により、集められたものです。
県内では現在、102種のトンボが確認されていますが、水辺環境の悪化などで生息数が減少し、絶滅の恐れがある種類も多いということです。
展示では、楽しく学んでトンボを守ってほしいと、アキアカネやアオヤンマなど9種のトンボによる人気総選挙も行われていて、訪れた子どもたちがお気に入りのトンボにシールを貼って投票していました。
展示は2月25日(日)まで。琵琶湖博物館では、「トンボの保全活動がさらに広がるとともに、多くの人に環境へ関心を持ってほしい」としています。