小川氏、山本氏競り合う 群馬・前橋市長選、上毛新聞出口調査

 任期満了に伴う群馬県前橋市長選は4日午後7時、投票が締め切られた。上毛新聞は有権者の投票行動を探るための出口調査から動向を分析、新人で元県議の小川晶氏(41)、現職で4選を目指す山本龍氏(64)が競り合っている。大勢判明は午後9時半ごろの見通し。

 調査は2~4日の3日間、計9カ所の投票所で行い、計434人から回答を得た。

 政党別に見た回答者の割合は自民24%、立憲民主7%、共産5%、公明4%で、「支持政党なし」は51%。小川氏が自民の4割弱に食い込んだほか、立憲民主の7割程度、共産の9割近くを固め、無党派層の6割の支持を得た。山本氏は自民の6割強、公明の8割弱を固め、無党派層の3割強を抑えた。

 年代別では、幅広い年代で両者が競り合っている。

 山本市政の評価について、「大いに評価する」が9%、「やや評価する」が56%で、プラスの評価をした人が合わせて6割強を占めた。「あまり評価しない」は28%、「全く評価しない」は7%だった。

 新しい市長に期待する政策は「子育て支援・教育」が119人でトップ。「医療・福祉の充実」95人、「市街地活性化」72人、「雇用・景気回復」64人、「不正のないクリーンな政治」21人と続いた。

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