ニャアアン!猫が『鳴きながら寄ってくる』ときの4つの心理 胸キュン♡なこの行動、どうお迎えすればいい?

1.ご飯を食べたい

猫が鳴きながら近寄ってきたら、お腹が空いているかもしれません。「お腹ペコペコニャー」「おやつ食べたいニャー」という具合に、空腹を訴えているというわけです。空腹は命に関わることですから、一生懸命鳴いて伝えるのも当然ですね。

もしもお腹が空いているなら、ご飯を与えれば鳴きやむでしょう。飼い主さんにとってはなんとなく切なさもありますが、猫もご飯をくれて感謝しているはず。野良猫が鳴いて近寄ってくる理由の大半は「ごはんが欲しいから」と言われますが、食べ物をくれる人というのは猫にとって非常にありがたい存在なのです。

ただし、鳴くたびに何かを与えていると肥満になってしまうことも。鳴けばご飯をもらえると覚えてしまうと、過剰にご飯を要求することにもなりかねません。食べすぎているときはおもちゃで遊ぶなど、うまくごまかしてあげてくださいね。

2.一緒に遊びたい

「かまってニャー」「甘えたいニャー」というように、一緒に遊びたくて鳴きながら近寄ってくる場合もあります。とくに甘えたいときの鳴き声は『サイレントニャー』などと呼ばれる、人間には捉えられないほどの高音です。ちょっと寂しい、退屈だからかまってほしいという気持ちなのでしょう。

こんなときには迷わず、愛猫と充分に遊んであげてください。お気に入りのおもちゃを持ってきたなら、そのおもちゃで。お膝に乗ってくるようなら、そのまま受け止めて甘えさせてあげましょう。

猫は気が向いたときに気が向いたことだけしたい動物です。忙しくてもなるべく早く要求に答えてあげることで、飼い主さんに対しての信頼度と愛情が高まることでしょう。

3.なんだか落ち着かない

猫が鳴きながら寄ってくるのは、ネガティブな理由が潜んでいる場合もあります。例えば来客時や部屋の模様替えなど、猫が落ち着かないとき。「知らない人がいるから気になるニャー」というように、飼い主さんに小言を言っているというわけです。

気になるものを放置していると、人間が思う以上にストレスをためてしまう可能性も。何に対して不安を感じているのか、しっかりと探ってあげましょう。来客時には猫を他の部屋に移動させておく、部屋の模様替えは極力行わないなどの対策があります。

また環境の不安点だけでなく、体調不良を鳴き声で訴える猫もいます。疾患や怪我による痛み、不快感を抱えているケースがあるので、鳴く頻度があまりに高いようであれば念のため診察を受けましょう。

4.親だと思っている

子猫が親猫に授乳や排せつを求めるとき、鳴きながらつきまとう行動が見られます。愛猫がまだキトンの場合は、飼い主さんを親だと思っている可能性があるでしょう。親猫になったつもりで、子猫の面倒を見てあげてください。

またこの行動は、成猫にも見られる場合があります。猫はおおよそ生後6ヵ月で親元を離れ単独行動を始めますが、親離れが上手くできないと子猫のときの行動をそのまま引きずってしまうのです。無理矢理引きはがすとストレスになることがあるので、離れるのを気長に待つのがいいでしょう。

まとめ

猫が鳴きながら近寄ってくるのはさまざまな理由がありますが、いずれにせよ飼い主さんを信頼しているからこその行動です。日ごろお世話をしてくれる存在と認識しているため、何かを訴えたいときは積極的に自己主張するというわけですね。

ただし人間と同じように、猫にもそれぞれの性格があります。よく鳴く子もいれば、じっと見つめて静かに訴えるなんて控えめな子も。なんでも、メスよりもオスの方がよく鳴くともいわれているそうですよ。

もしも愛猫が何かを訴えるように鳴きながら近寄ってきたら、「そろそろご飯の時間かな」「最近遊べていないな」など心当たりがないか考えてみましょう。『ごはん』『おもちゃ』など言葉と一緒に依頼を受けてあげると、言葉を覚えてくれるかもしれません。

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