《前橋市長選》小川氏が自民の4割に食い込む 「子育て・教育」に期待 上毛新聞出口調査

 群馬・前橋市長選での有権者の投票行動を探るため、上毛新聞は2~4日の3日間、出口調査を行い、計434人から回答を得た。

 期日前投票所2カ所と投開票日に7カ所の投票所で実施した。普段支持している政党を尋ねたところ、自民24%、立憲民主7%、維新5%、共産5%、公明4%で、「特になし」が51%だった。小川晶氏が自民の4割弱に食い込んだほか、立憲民主の7割程度、共産の9割近く、維新の7割強を固め、無党派層の6割の支持を得た。山本龍氏は自民の6割強、公明の8割弱を固めたが、無党派層では3割程度にとどまった。

 年代別では小川氏が50代でリードしたほか、30、40、60代でも山本氏を上回った。70、80代もやや小川氏がリード。10、20代は両者が競り合った。

 山本市政の評価について、「大いに評価する」が9%、「やや評価する」が56%で、プラスの評価をした人が合わせて65%を占めた。「あまり評価しない」は28%、「全く評価しない」は7%だった。小川氏に投票した人でも、そのほぼ半数は山本市政を「やや評価する」と回答した。

 新しい市長に期待する政策を一つ挙げてもらったところ、「子育て支援・教育」が119人でトップ。「医療・福祉の充実」95人、「市街地活性化」72人、「雇用・景気回復」64人、「不正のないクリーンな政治」21人と続いた。以下、「防災・安全安心」14人、「行財政改革」12人、「デジタルによる生活の利便化」10人、「多様性を生かした社会づくり」7人、「環境・エネルギー政策」5人で、その他15人だった。

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