東京五輪覇者のウルフが優勝 柔道、パリ代表内定へ前進

柔道のグランドスラム・パリ大会、男子100キロ級決勝でニコロズ・シェラザジシビリ(右)と対戦するウルフ・アロン=4日、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】柔道のグランドスラム(GS)パリ大会最終日は4日、パリで男女計5階級が行われ、男子100キロ級で東京五輪覇者のウルフ・アロン(パーク24)が6試合を勝ち抜いて優勝し、今夏のパリ五輪代表内定へ大きく前進した。

 ウルフは決勝でニコロズ・シェラザジシビリ(スペイン)に優勢勝ち。この階級は日本勢の男女14階級で五輪代表が唯一内定していない。男子90キロ級でパリ五輪代表内定の村尾三四郎(JESグループ)は初戦敗退。男子100キロ超級は中野寛太(旭化成)が3位となり、五輪制覇2度のテディ・リネール(フランス)が制した。女子78キロ超級の新井万央(日体大)は5位だった。

男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ・アロン=パリ(共同)

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