南岸低気圧 雪に慣れていない関東で大雪のおそれ 今夜雪のピークで帰宅時間を直撃か

 きょう5日(月)からあす6日(火)午前中にかけて、関東甲信で雪の可能性が高まっている。今夜が雪のピークで、山沿いを中心に大雪になり、普段雪が少ない平地でも積雪するおそれがある。今夜の帰宅時間とあす朝の通勤通学の時間帯は、交通機関の乱れる可能性がある。

きょう(月) 関東で大雪 東京23区でも積雪か

 関東は、きょう(月)の昼前、西から天気が崩れ始め、昼過ぎになると、雪や雨のエリアが一気に広がる見込み。降り出しは内陸の広い範囲で雪やみぞれになり、沿岸部ではじめ、雨で降り出す所も、夕方にかけて雪に変わる地域が多くなりそうだ。ちょうど夜の帰宅時間が雪のピークになり、平地でも広い範囲で積雪するおそれがある。

 山沿いを中心に大雪になり、低気圧の発達具合や進路、気温によっては、平地でも警報級の大雪になる可能性がある。夜の帰宅時間帯は交通機関の乱れる可能性があるため、早めに帰宅するなど対策をとった方が良さそうだ。ビニールハウスなどの倒壊、架線や電線、樹木への着雪やなだれにも注意したい。

あす(火) 雪のピーク過ぎるも路面凍結に注意

 あす(火)に日付が変わるころ、雪のピークを過ぎるが、あす(火)も雪や雨の降る時間はありそうだ。また朝は、冷え込みが強まり、路面が凍結するおそれがある。通勤通学の時は、交通機関の乱れに加え、スリップ事故や歩行中の転倒に注意が必要になる。ノーマルタイヤでの運転は控えたい。

(気象予報士・丸田絵里子)

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