7ORDER長妻怜央&川津明日香が明かす“ピュア甘”ラブストーリーの舞台裏 TOKYO MX新月曜ドラマ『Sugar Sugar Honey』インタビュー

By TV LIFE

電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で累計900万DL突破した、鈴木有布子による大人気オリジナルコミックをドラマ化する『Sugar Sugar Honey』(TOKYO MX 毎週月曜 午後10時~10時30分ほか)が、2月5日(月)にスタート。W主演を務める長妻怜央(7ORDER)さんと川津明日香さんに、役どころや作品の魅力、撮影の裏話、さらにキュンとしたシーンやエピソードまでたっぷりお話を伺いました。

◆イケメンパティシエ・梶佑輔と恋愛経験ゼロの元アスリート・佐原瑞月の“ピュア甘”ラブストーリーを描いた本作。それぞれの役柄の魅力やご自身との共通点など教えてください。

川津:私も瑞月と同じく甘いものが好きです。なので、撮影期間はすごくご褒美でした。合法ご褒美!

長妻:ダジャレになっちゃってる!

川津:(笑)。ずっとご褒美を頂けて、すてきな現場だなと思いながら撮影していました。瑞月については、けがをしてからもマラソンを一途に続けているところ、梶への思いも真っすぐなところが、原作でも台本を読んでも魅力だと感じました。でも瑞月は挫折を経験していることで、ちょっと後ろ向きな部分もあって。私はわりとメンタルが強い方なので、そこは違ったかなと思います。

長妻:梶はすごく寡黙な人。僕は心の声と口がつながっているというか、全部言っちゃうタイプなので。何も言わずに頑張る、努力を見せないところが梶のカッコいい部分だなと思います。僕と近いところで言うと、男…っていうことくらいしかないです(笑)。でも、お仕事に対して一生懸命なところは近いかもしれないですね。仕事のことになると、周りが見えなくなっちゃったりする時もあるんで、例えば、ご飯を食べなかったり、お風呂に入らないで寝ちゃったりとか、ラジバンダリ。(小声)すいません…ちょっと勢いが足りなかったか。

川津:怖いです、怖い怖い怖い(笑)。

長妻:お風呂に入れなかったり、ご飯を食べなかったり。ラジバンダリ!!!(大声)

川津:ちょっとマネージャーさん、どうにかして止めてください!(笑)

◆川津さんが長妻さんのボケを華麗にスルーという(笑)息ピッタリなお2人ですが、最初に会ったときの印象は?

川津:初めてお会いしたのは、衣装合わせと本読みの時だったんですが、その時から、あの…こういったキャラクターの方で、すごく明るかったです(笑)。衣装合わせとかってシーンとしがちではあるんですけど、長妻さんは盛り上げ隊長な感じで。撮影中もずっと元気で、すごいなって思っていました。私も淡々と撮影するよりは、和気あいあいな現場の方がやりやすいので、いい環境作りをしていただいたなっていう印象です。

長妻:川津さんはすごく真面目な方だなっていうのが最初の印象。あと細いなって思いました。あ、褒めてますよ!

川津:ありがとうございます(笑)。

長妻:そして最後まで細かったですね。僕がパティシエの役だから、瑞月にはスイーツをいっぱい食べてもらうんですよ。ちょっとふっくらされてもおかしくないぐらい食べてたんですけど、ずっと細かったです。僕の話には最初はいろいろ答えてくれていたのに、後半だんだん無視するようになって(笑)。でも無視されてからが“長妻本領発揮”なんで、ずっといわゆる“だる絡み”をさせていただきました。本当に楽しい現場でした!

川津 :現場はスタッフさんとも仲のいい雰囲気だったので、誰かしらがツッコむであろうと思って、ちょっとスルーしてみたりとかしていました(笑)。

◆長妻さんが座長として引っ張るみたいなことは?

長妻:やっぱりそうですね…(かみかみで)ざちょとして引っ張る! そんなつもりはなかったです。実際、そこは監督がやってくれました(笑)。僕、引っ張ろうとしてうまくいったことないんですよ。これを今やんなきゃ、俺が決めるんだぜみたいな、そういうの向いてないんで。とにかく楽しく現場にいることが、チームのためになったらいいなみたいな気持ちでやっていました。

川津:はい、楽しかったです! 長妻さんは圧倒的にムードメーカーでした。

◆個性的なキャラクターを演じるに当たり、どんな役作りをされたんでしょうか?

川津:瑞月にはマラソンランナーとホテルのベルスタッフという要素があって。マラソンで言うと、走るのは得意な方だったので良かったなって思いつつ、事前にフォームをきれいに見せるために、プロの方に指導していただいてたり、市丸かなみ役の三原羽衣さんと2人で練習もしました。ただ試合のシーンはタンクトップ姿だったので寒かったです(笑)。でもちょっと走るだけでこんなに暖かくなるんだなっていう新たな発見もあって楽しく走れました! ホテルのスタッフは姿勢が良くて、テキパキ行動しているイメージなので、そういう所作とか外見的なものも意識しました。

長妻:僕はパティシエということで、スイーツを作っているときの見せ方に、結構手こずりました。素材は準備していただいてるんですけど、手つきや指のニュアンスが難しく…。僕の師匠でもある、この作品の全てのスイーツを担当してくださった監修の方ととにかく仲良くさせていただきました!

川津:ずっと師匠の隣にいらっしゃいましたよね。

長妻:優しくて、物腰も柔らかくて。師匠のこと、好きになっちゃいましたもん。

◆実際にスイーツを作ってみたりは?

長妻:実は、川津さんは行けなかったんですけど、撮影の最後の日に師匠の学校でケーキを作っていたので、僕だけ少し顔を出したんです。その時にチョコレートケーキと、フルーツとかも置いてあって「好きにトッピングしていいですよ」って言われて。僕がトッピングしました! でも師匠から「破門だ」って(笑)。「師匠って呼ばないでください」って言われちゃいました。

川津:あら(笑)。

長妻:ぜひ見ていただきたい! でも視聴者の方に見てもらう機会はなさそうで迷宮入りです。もう神のみぞ知る、みたいな状況になっちゃうんですけど…。

川津:(写真を見て)え、かわいい! かわいいけど、子供が作ったみたいな感じ(笑)。

長妻:これは売れないって言われました…。ちょっとバラエティに走っちゃいましたね。

◆劇中ではさまざまなシチュエーションの甘いラブシーンが登場しますが、それぞれキュンとしたシーン、撮影エピソードを挙げるなら?

川津:後半の話に出てくるベランダのシーンは“THEカップル”で、キュンキュンしました。ただこのドラマは距離が近いシーンが多いので、常々キュンキュンしながら撮影させていただきました。1日中撮影があると私は体力を持たせようと静かにしたり、省エネモードになってしまうのですが、長妻さんはお話が好きな方なのでたくさんしゃべりかけてくださって。キュンもありつつ、いい人だなっていうのもありつつ…。

長妻:ありつつ…うるさいが隠れてないですか?(笑)

川津:隠れてないです!

長妻:僕は、マラソンデートのシーン。元プロの瑞月と比べると、梶の方が全然体力なくてへばっている時に、行きましょうみたいな感じで、瑞月に手を引っ張ってもらうシーンがあるんです。その手が冷たくて、“キュン”ってしました。

川津:寒かったですね(笑)。

長妻:手を引っ張ってもらった時に、いっちょ頑張りますかという気持ちになれたというか。なかなかカップルでマラソンデートしないじゃないですか。それもなんか新鮮で、ちょっとキュンとしました。川津さんのキュンポイントは…僕が台本の読み合わせが好きなので撮影前に「台本読み合わせしない?」って聞いたら、「あ、するする」って言った時の顔。パンってまるで花が咲いたような笑顔に、僕の心はキュンとしましたね。

◆劇中では瑞月が梶の言葉をきっかけに、過去の経験を生かして前向きになれたり、仕事がうまくいき始める場面も。お2人にとってそんな経験はありますか?

長妻:僕は、お芝居のことが音楽活動に生きることが多いです。緩急とか、表現じゃないですか、全て。この間ライブで、僕がピアノでイントロを弾いて、メロを歌って、メンバーみんなが入ってくるみたいなことがあったんですけど、お芝居を重ねていくうちに、ちょっとずつそういうところも表現として広がってるよって言われて。あ、そっか、うれしいなと思いました。

川津:私は中学生の頃からモデル活動を始めて、写真を撮られることだけでなく、モデル自身もシチュエーションや衣装についてスタッフさんたちと一緒に考えることがあるんだっていうのを理解していきました。バックボーンを考えるところは、全部のお仕事、女優業にもつながっているなっていうふうに思います。

◆瑞月にとってのスイーツのような、癒やされるもの・ことがあれば教えてください。

長妻:睡眠! 僕ね、寝ればなんでも治る。

川津:えーすごい!

長妻:心の闇も寝ると全て忘れちゃうんですよね(笑)。切り替えって本当に大事なんです。ドラマでも「よし、仕事頑張るぞ」ってやってるけど、やっぱりそう簡単に切り替えられない。「よし、寝よう」って思って起きたら、意外とどうでもよくなってることとか結構あるんですよ。だから寝ないで頑張るのは良くないなって思います。

川津:短時間の癒やしとなると、サウナに行きます。1時間半で癒やされます! あとは、旅行。おいしいおそばを食べに新潟に行くとか。お友達と一緒にご飯のためにどこかに行くのも楽しいですし、行き当たりばったりの旅はストレスもないです。

◆最後に、本作の見どころをお願いします。

川津:瑞月と梶は仕事が大事という共通項もありますが、性格については真逆に見えるかもしれません。でも仲良くなってみると、瑞月もちょっとネガティブで警戒心が強いし、梶もチャラいように見えてチャラいわけでもなくて…。話を通して、お互い自分の中に信念があることが分かって2人の関係が縮まる瞬間があるので、そこが見どころだなって思います。そして毎話出てくるスイーツはおいしそうに、かつキラキラ輝いて見えるように、スタッフさんたちも工夫しながら撮っていたので、スイーツも見ていただけたらうれしいです。

長妻:この物語はばくだん丼みたいというか。ばくだん丼っていうのは納豆とオクラ、マグロが入っている食べ物なんですが、一見縁のなさそうなパティシエと元ランナーが出会って、職業は違うけど仕事に対する思いは一緒だった…。ばくだん丼で言うと、納豆とオクラのぬるぬるネバネバしてるところだったりがマグロと組み合わさると、すごくおいしいものが出来上がる、そんな作品だなって思っていて。瑞月と梶もうまくかみ合ったり、かみ合わなったりする部分もあるんですけど、そこをお互いに補い合って、1つのおいしいばくだん丼になる。ちょっと違うね、例えミスってるね?(笑)うーん、何か違うもの…まあばくだん丼だったら…。

川津:ばくだん丼、続けるんですか?(笑)

長妻:いやいや、普段の生活でマグロがオクラに出会うことはないじゃないですか。でも出会った時に、すごくすてきなものに、おいしいものになる。異なる業種の人たちが一緒になった時にちょっと摩擦は生まれるけど、ばくだん丼のヌルヌルでカバーしていく。全然違うものがそろって1つのおいしいばくだん丼に…そういうお話です!

PROFILE

長妻怜央●ながつま・れお…1998年6月5日生まれ。茨城県出身。7ORDERの副リーダーで、キーボードを担当。2023年は映画・ドラマで共に初主演に抜てきされるなど、音楽・モデル・俳優と多岐に渡り活動。“愛され末っ子”キャラで、初の冠バラエティにも挑戦中。キャラクター“小田ちゃん”をデザインするなど芸術的な一面も持つ。

川津明日香●かわづ・あすか…2000年2月12日生まれ。東京都出身。「Seventeen」専属モデルでデビュー。2020年『仮面ライダーセイバー』のヒロインを務め、現在はモデル・女優として活躍中。

番組情報

『Sugar Sugar Honey』
2024年2月5日(月)スタート
TOKYO MX 毎週月曜 午後10時~10時30分
テレビ大阪 毎週月曜 深夜1時~1時30分

出演:長妻怜央(7ORDER)、川津明日香
三原羽衣、駒井蓮、福岡聖菜、田村心、押田岳、星野奈緒/市川知宏 ほか

オープニング主題歌:all at once「Dolce」(B ZONE)
エンディング主題歌:長妻怜央 & 安井謙太郎 from 7ORDER「aigre-doux」(NIPPON COLUMBIA CO., LTD.)
原作:鈴木有布子「Sugar Sugar Honey」(ソルマーレ編集部)
監督:加藤綾佳、大神田リキ(4~5話)、山口雄也(6話)
脚本:髙橋幹子
音楽:宝野聡史
制作プロダクション:ダブ
製作・著作:TOKYO MX

オンライン動画配信サービス「Hulu」で最新話まで見放題独占配信
民放公式テレビ配信サービス「TVer」で2週間無料見逃し配信
スマホアプリ/Webサイト「エムキャス」で全国無料でリアルタイム配信

公式HP:https://s.mxtv.jp/drama/sugarhoney/
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©鈴木有布子/ソルマーレ編集部 ©TOKYO MX

●photo/安井美彩希 text/山下紗貴

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