インテルがユベントスとの天王山をウノゼロで制す、勝ち点差は7に拡大【セリエA】

[写真:Getty Images]

セリエA第23節、インテルvsユベントスのイタリア・ダービーが4日に行われ、1-0でインテルが勝利した。

前節フィオレンティーナにウノゼロ勝利として首位を奪還したインテル(勝ち点54/1試合未消化)は、チャルハノールとバレッラが出場停止から復帰して先発、ベストメンバーで臨んだ。

一方、ミリクの退場が響いて前節エンポリに痛恨のドローで2位に後退したユベントス(勝ち点53)は、ラビオが負傷から復帰して先発。4戦連発中のヴラホビッチはユルドゥズと2トップを組んだ。

インテルが圧力をかける入りとなった中、18分にパヴァールの右クロスをディマルコがボレーで合わせる好機を演出。

その後も押し込んだインテルは25分にビッグチャンス。チャルハノールの絶妙フィードを起点に、ディマルコの左クロスをテュラムが合わせにかかったが、懸命に戻ったブレーメルにカットされた。

守勢のユベントスは32分に絶好機。マッケニーの突破を起点にボックス左のヴラホビッチにシュートチャンスが訪れたが、トラップをミスしてシュートに持ち込めず。

すると37分にインテルが先制。バレッラの右クロスに反応したパヴァールのボレーはミートしきれなかったものの、流れたボールがガッティに当たってゴールに吸い込まれた。

ユベントスに枠内シュートを1本も打たせず1点のリードで迎えた後半、インテルが引き続きボールを持つ展開で推移。すると57分、ロングスローの流れからチャルハノールのボレーがポストに直撃する決定機を演出した。

守勢のユベントスは60分、コスティッチのシュートで牽制すると、徐々に攻撃に転じられるようになっていく。そこでキエーザを投入し、67分にはガッティのミドルでゴールに迫った。

カウンター狙いのインテルは2分後、ディマルコの左クロスからバレッラが決定的なボレーを放つもGKシュチェスニーにビッグセーブで阻まれる。

終盤にかけてはインテルがいなして試合を締めにかかった中、87分に追加点のビッグチャンス。しかしダンフリースの右クロスに合わせたアルナウトビッチのシュートは再びシュチェスニーのビッグセーブに阻止された。

それでもウノゼロでインテルが勝利。シックスポインターを制し、1試合消化の多い2位ユベントスとの勝ち点差を7に広げた。

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