ネットバンキングに不正アクセス、現金を引き出した疑い 中国に住む会社経営者を再逮捕 沖縄県警

(資料写真)パトカー

 国内メガバンクのインターネットバンキングに不正アクセスし現金を引き出したとして、沖縄県警は3日、中国福建省に住む会社経営者の容疑者(38)を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の疑いで再逮捕した。

 県警は捜査に支障が出るとして、認否を明らかにしていない。

 茨城県や埼玉県など9県警による合同捜査。これまで、インターネットバンキング利用権者約100人以上の口座情報が「スミッシング」という手口で抜き取られ、約1億円の被害が出たとされる。30人以上が摘発され、一部有罪判決も出ている。

 再逮捕容疑は2019年9月27日、他の容疑者と共謀の上、インターネットバンキング利用権者2人の口座から不正送金したそれぞれ現金約350万円と約200万円を、県内のATMで引き出した疑い。

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