大阪府高石市/旧市民会館・図書館跡1・7万平米、活用事業者を公募

大阪府高石市は、旧市民会館と旧図書館(高師浜6の5)の跡地を活用する事業者を募集する。1日に事業者を選定する公募型プロポーザルを公告した。22日から3月5日まで参加表明書や提案書を受け付け、プレゼンテーション審査を踏まえ、同下旬に優先交渉権者を決める。事業用定期借地契約を結び、既存建物は事業者が解体することを条件とする。
件名は「旧市民会館・図書館跡活用事業」。敷地は1万7350平方メートル。旧市民会館(RC造3階建て延べ2665平方メートル)は1973年、旧図書館(RC造2階建て延べ2505平方メートル)は81年にそれぞれ建てられ、2003年に閉館。その後、遊休施設になっている。
同市の第5次総合計画では旧市民会館がある浜寺水路一帯を「にぎわい・集いゾーン」や「水と緑の憩いのゾーン」に位置付けており、民間事業者からにぎわいを創出する提案を広く募集する。
応募者は単体企業またはグループとし、入札の指名停止や税の滞納などがなければ参加できる。事業者は独立採算事業として提案施設の設計、建設、管理・運営を行う。借地料の最低価格は年1544万2000円。借地期間は30年。
学識者らによる選定委員会が提案内容を総合的に評価し、優先交渉権者を決定する。
基本協定締結後、12月ごろまでに既存施設を解体撤去し、新施設の建設を開始する。施設完成後、27年1月ごろに定期借地契約を締結する。
13日に現地見学会を開催する。

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