神奈川県綾瀬市の市立綾南小学校において2月2日、2024年シーズンより全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する木村偉織（B-Max Racing Team）が出前授業を行った。
B-Max Racing Teamはファクトリーのある綾瀬市と地域活性化で連携している。綾瀬市役所庁舎でのスーパーフォーミュラの車両展示など、さまざまな取り組みを進めているが、今回は綾南小学校の5年生2クラスを対象に、今季スーパーフォーミュラに参戦する木村が“先生”を務める出前授業が行われた。
出前授業では、チームやレースの概要を説明した後、『大切なのは自分を信じること』と題し、木村が自身が歩んできた道のりを紹介しながら、夢を実現するために大切にしてほしいことを生徒たちに伝えたという。
レーシングスーツ姿で登場した木村を前に、生徒らは最初は緊張気味だったものの、質問コーナーになると「レース中は何を考えていますか?」、「ご飯は何を食べていますか?」、「道路では320キロ出しますか?」など、次々に質問が飛び出したという。最後には木村の持参したヘルメットを生徒が被ったり、サイン会なども行われ賑やかな雰囲気のなか授業は終了した。
「初めての経験でしたので、失敗しないように何度も練習して臨みました」と、木村はコメント。
「最初は緊張しましたが、徐々に子どもたちとの距離も縮まって、すごく楽しめました。授業は及第点だと思います。僕自身も子どもたちの笑顔にたくさんパワーをもらいました」
また、生徒らは授業後、「木村選手は、怒ってくれる人は自分を大切に思ってくれる人だから、その言葉を大切にしてくださいと言っていました。この言葉が一番心に残っています」、「私は小さなことでも積み重ねることが大事という言葉が一番心に残りました。そして夢を叶えることは本当に大変だと思うけれど、頑張って努力すれば夢は叶えられると思いました」と、感想をまとめたとのことだ。
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