「彼が戻ってくるのを願っている」敗退の豪州代表FWが負傷した同僚・旗手怜央にメッセージ。韓国戦の判定には不満「レッドではなかった」【現地発】

アジアカップで8強入りを果たしたオーストラリア代表は、準々決勝で韓国代表と対戦。延長戦の末に1-2で敗れた。

42分に先制したものの、後半アディショナルタイム6分に献上したPKをファン・ヒチャンに決められ、土壇場で追いつかれる。さらに、延長に入って104分にソン・フンミンに鮮やかなFKを叩き込まれて逆転を許すと、113分にMFアイデン・オニールが危険なタックルでレッドカード。これで万事休した。

試合後、日本代表の前田大然と旗手怜央と同じセルティックに所属するFWマルコ・ティリオに話を訊くと、「全体的にはとても良かった。ただ、残念なことに、自分たちの思い通りにならない判定で、試合に勝てなかった」とコメントした。

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試合の結果を左右する2つの大きなジャッジについては、「ペナルティキックは見ていないけど、レッドカードではなかったと思う。ただ、そういうことは起こるものだし、我々は先に進まなければならない」と見解を述べた。

そして、チームメイトの旗手がバーレーン戦で負傷した件については、「彼は日本の試合で早々に交代したのを見たよ。彼が無事で、良くなって戻ってくるのを願っているよ」と語っている。

ティリオや前田の早期復帰は、セルティックにとっては嬉しい誤算となった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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