【NBA】渡邊雄太が3ポイントを沈め7得点&2スティール!サンズもビールが古巣ウィザーズ相手に43得点を叩き出し大勝<DUNKSHOOT>

現地時間2月4日(日本時間5日、日付は以下同)、フェニックス・サンズは敵地キャピタルワン・アリーナでワシントン・ウィザーズと対戦。140-112で快勝し、今季成績をウエスタン・カンファレンス6位の29勝21敗(勝率58.0%)とした。

両軍の先発は、サンズがデビン・ブッカー、ブラッドリー・ビール、グレイソン・アレン、ケビン・デュラント、ユスフ・ヌルキッチという不動の5人。対するウィザーズはタイアス・ジョーンズ、ジョーダン・プール、ビラル・クリバリー、デニ・アブディヤ、ダニエル・ギャフォードがスターティングラインナップに並んだ。

試合は序盤からサンズがウィザーズを圧倒。その立役者となったのは、昨オフにウィザーズからサンズにトレード移籍して以来、初のワシントン凱旋となったビールだ。盛大なトリビュートビデオで迎えられたウィザーズの元エースは、前半だけで26得点と爆発。内外からあらゆる方法でネットを射抜き、終わってみれば今季最多43得点のハイパフォーマンスで古巣に手痛い恩返しを見舞った。
チームもビールの活躍に導かれ、第1クォーターから42-28とロケットスタート。そのまま相手に1度もリードを許すことなく、最大32点差をつけてウィザーズをブローアウトした。また、勝敗が決した第4クォーター残り8分44秒にビールがベンチに下がった際には、11シーズンにわたりウィザーズに尽くしたかつてのエースに対し、地元ファンからスタンディングオベーションが贈られている。

サンズはビールが43得点を叩き出したほか、デュラントが18得点、ヌルキッチが18得点に13リバウンド、ブッカーが14得点をマーク。チーム全体でフィールドゴール成功率61.4%、3ポイント成功率44.0%と高確率でショットを決めてみせた。一方のウィザーズはチーム最多の24得点を奪取したアブディヤを含め6選手が13得点以上をあげたものの、タレント軍団相手に力負けを喫した。

アトランタ・ホークスとの前戦は出番がなかった渡邊雄太だが、この日は早々に大差がついたこともあり、第4クォーター残り7分54秒にコートイン。残り4分16秒、スティールからそのまま速攻に持ち込みダンクを叩き込むと、残り2分17秒にはトップ・オブ・ザ・キーから3ポイントをヒットさせた。
さらに直後のディフェンスでは相手のパスをインターセプト。残り1分にはトランジションからディフェンダーを巧みにかわしてレイアップを決めてみせた。

最終的なスタッツは、7分54秒のプレータイムで7得点(フィールドゴール3/4、3ポイント1/2)、2スティール、1ターンオーバー。昨年12月12日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦以来、約2か月ぶりに3ポイントを沈めたほか、攻守で精力的なプレーを披露した。
快勝でアウェー7連戦を締めくくったサンズ。次戦は中1日空いて6日、久々に本拠地フットプリント・センターに戻ってミルウォーキー・バックスとの対戦が組まれている。強豪相手に勝利を収めることができるか、また渡邊に出番はあるのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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