スーパー「ボンマルシェ上郡店」(兵庫県上郡町山野里)は、町内産の農産物などが並ぶ「ひょうご安心・推奨ブランド」コーナーを新設した。農薬の使用を抑えた米や野菜を販売する。
同町の農家などでつくる有機農業推進協議会が昨年末にコーナーの設置を申し入れ、1月下旬に実現。約10の農家が出品し、季節ごとに販売品種を替える。
初日は特別栽培米や減農薬栽培のキャベツ、ホウレンソウ、水菜、ハクサイなどが販売され、訪れた買い物客が野菜や米袋を手に取っていた。プチヴェールやロマネスコなども並び、なじみの薄い野菜にはレシピも添えられた。
同町で無農薬米などを手がける笹山和朗さんは「生産者にとって安心安全な農作物を提供できることは喜びで、本当にうれしい。消費者の理解を得て、大きな輪になるよう願っている」と話した。(豊田 修)