ダンボールと牛乳パックで簡易トイレを作ろう!

「災害が起これば、トイレも被災する。
トイレがなければ生きていけない。
安心できるトイレが、健康を守る。」by国土交通省

もしもの時に備えて、ダンボールと牛乳パックで簡易トイレを作ってみました。
材料や作り方、使い方、強度についてレポートします。

▼材料

・ 2Lペットボトル6本入りのダンボール:1個
・ 牛乳パック:8本
・ 養生テープ:1個
・ はさみ:1本
・ カッター:1本
・ 定規:1本

■牛乳パックをつぶします

牛乳パックの中をつぶして、底面が三角になるようにします。これを8本作ります。

※底部分の一角を押し、底面を三角にするイメージです

■牛乳パック2本を1つにします

①でつぶした牛乳パックを2本用意します。
両端に三角部分が来るように、つぶした牛乳パックの中にもう1本を入れます。

入れにくい際は口を広げて差し込み、しっかり奥まで入れてください。

こちらを4本分作ります。

■ダンボールの四隅に設置します

一つにした牛乳パックをダンボールの四隅に設置し、養生テープで5カ所を貼って固定します。

用意したダンボールの高さが、牛乳パックの高さよりもある場合は、切り込みや折れ線を入れ、ふたを閉める位置と合わせてください。

※ダンボールを折り曲げる際は、カッターの背でガイド線を入れ、定規を当てて曲げるとまっすぐに曲がります

■ダンボールのふたを折り曲げて固定します

ダンボールのふた4辺を山折りにし、養生テープで固定します。

※ダンボールのふたが、折り曲げる部分より長い場合は余分な箇所をカットしましょう

■ダンボールの上面を補強します

ダンボールの上面が浮いて来ないように養生テープでしっかりと補強したら完成です。
使う際は、ビニール袋を被せて使用します。

■簡易トイレ完成

※牛乳パックがない時は、新聞紙をきつく巻いたものでも代用できます

■さらに中間部分を補強してみました

何回も座っていると、やはり長辺の中間部分が凹んで来るので、牛乳パックの柱(底面を三角にした2本✖️2)を左右に入れてみました。

こちらは、凹んで来た場所にスライドできるように敢えて固定していません。

追加した方がグッと安定感が増しました。

左: ノーマル簡易トイレ

右: パワーアップ簡易トイレ

■トイレ凝固剤で水分を固めてみました

市販のトイレ凝固剤に水を入れて固めてみました。
凝固剤の中には殺菌剤、消臭剤も入っています。

このような形ですぐに固まります。

被災した場合、トイレは流せないため便座にビニール袋をセットして使用するか、簡易トイレで使用します。

■簡易トイレの強度はどのくらい?

座る時は、縦に置いて座ります。
お子さんはもちろん、大人の方、男性の方が座っても問題ありません。

イベントで簡易トイレに座っていただきましたが、100回座っても大丈夫でした◎

人が1日にトイレに行く回数は、4〜6回と言われています。
平均を5回とし、水や食料と同じ7日分を準備するとして、
凝固剤も1人あたり35回✖️家族人数分用意すると良いそうです。

水分は、紙おむつや新聞紙、ペットのトイレシートや猫砂でも受け止められるので、参考にしてみてください。

■ コツ・ポイント

もしもの時のためにダンボールと牛乳パックで簡易トイレを作りました。

各ご家庭で災害時用として2Lペットボトルの水を備蓄していますよね?
その6本入りのダンボールケースを使うと強度も上がって良いです。
四隅に牛乳パックで補強を入れているため、子どもから大人の男性が座っても問題ありませんでした。
さらに長辺の中央に牛乳パック柱を2本追加するとパワーアップタイプに!

材料も手軽なものなので、ぜひ一家に一つ用意しておくと良いと思います。

暮らしニスタ/azuazuさん

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