時は2月、世間では<バレンタイン>の季節がやってきました。思いを寄せる男性にプレゼントする人や、お世話になっている友人・同僚に渡す人もいるでしょう。今回は、そんなバレンタインでまさかの出来事があった、筆者の友人から聞いたお話です。
妊娠中、同僚が支えてくれていた
私は、30代の会社員。
最近2歳になったばかりの娘がいます。
一昨年、妊娠が発覚。
つわりが酷く中々思うように動けませんでしたが、職場の同僚がたくさんサポートしてくれていました。
優しい職場のおかげで気持ちよく仕事復帰できることに
「私たちに任せてください」
「お子さんとの時間が1番です」
「いつまでも席は空けてありますから」
あたたかい言葉をかけてくれ、育休期間も当初の予定より半年間長くしてくれた職場。
そのおかげで育児に集中できました。
2年後、ようやく娘も保育園に慣れ、2月に晴れて仕事復帰することに。
たくさん支えてくれた同僚たちに何かお礼をしたいと思った私。
そこで季節柄、バレンタインのお菓子を送ることにしたのです。
いつも手作りお菓子は好評だった
以前から何度か手作りお菓子のプレゼントはしており、毎回同僚たちからは大好評。
その経験もあって、今回も手作りお菓子を作ることに決めました。
まだまだ、娘の育児に家事にとてんてこ舞い。
それでも、どうにかマフィンとクッキーが焼き上がりました。
翌日、早速職場に持っていくと嬉しい悲鳴が!
実は、女性ばかりの職場ということもあってか、みんな甘いものが大好き。
そこでその場でお茶会が開かれることに。
みんなの喜ぶ姿を想像して、ウキウキ待っていたのですが……。
まさかの〇〇を間違えちゃった!
「あれれ?」
「ちょっとこれ」
同僚たちは何とも言えない顔で苦笑いするばかり。
不審に思った私も一口食べてみると……。
「何これしょっぱすぎる!」
どうやら、ご飯作りと並行していたからか、<砂糖>と<塩>を間違えて入れてしまっていたのです。
恥ずかしさで、顔は真っ赤っ赤。
申し訳なさでいっぱいになりました。
でも、固まる私に同僚たちは
「忙しいなか作ってくれたんだね」
「その気持ちがとっても嬉しいよ」
と温かい言葉をかけてくれたのです。
味見をしたらよかったなと後悔しました。その後、調味料に名前のラベルを貼り、同じ失敗を繰り返さないよう努めています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい