諫早市で中高生文芸コンクール 4部門108人が入賞 のびのび豊かな感性 長崎

最優秀賞に輝いた生徒たち=諫早市、ホテルグランドパレス諫早(市芸術文化連盟提供)

 長崎県諫早市中学生・高校生文芸コンクール(市芸術文化連盟主催)の表彰式が市内のホテルであり、随筆、詩、短歌、俳句の4部門の受賞者が表彰状を受け取った。
 伊東静雄や野呂邦暢など日本を代表する文学者を育てた豊かな風土を受け継ぎ、のびのびと若い世代の感性を育てようと2000年から毎年開き24回目。市内の中学、高校、特別支援学校計26校の延べ約4千人から計6923点の応募があり、入賞者108人を選んだ。
 表彰式は1月27日にあり、約130人が出席。同連盟の山口賢也専務理事が、最優秀賞受賞者に表彰状を手渡した。松本玉記同コンクール実施委員長は「推敲(すいこう)する習慣を身に付け、これからも文字に親しんで人生を楽しんでほしい」とエールを送った。
 受賞者を代表し、随筆部門で最優秀賞に輝いた諫早中2年の小田慶さん(14)は「日本古来から伝わる文化に親しむことができ、創作の楽しさを味わうことができた。今後も言葉を大切に、創作活動を続けていきたい」と述べた。入賞者の全作品を掲載した冊子は市内中学、高校や図書館に配布した。

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