「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶のオフィシャルレポートが公開!

本イベントは、2月5日のラクス・クラインの誕生日を記念したもの。田中理恵さん(ラクス・クライン役)、保志総一朗さん(キラ・ヤマト役)、下野紘さん(オルフェ・ラム・タオ役)、さらにサプライズで福田己津央監督もお祝いに駆けつけた。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

公開9日間で動員112万人、興行収入18億円を突破し、今なおその記録を更新中の本作。ガンダムシリーズ最高の大ヒットの中、2月5日に誕生日を迎える劇中キャラクターのラクス・クラインをお祝いする「ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶」が2月4日(日)に実施された。

誕生日を祝おうと会場に駆けつけた満員の観客に迎えられる中、ラクス・クライン役の田中理恵、キラ・ヤマト役の保志総一朗、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘が登壇。それぞれ一言ずつ挨拶し、舞台挨拶がスタートした。

「ラクスクライン役の田中理恵です。よろしくお願いいたします。」と田中が挨拶すると、会場からも「ラクス、誕生日おめでとう~!」という声が飛び交った。「ラクス生誕祭に駆けつけましたキラ・ヤマト役の保志総一朗です。ぱっぴぃ~!今日はネタバレするぞ!よろしくお願いいたします。」(保志)、「同じくラクス生誕祭に駆けつけましたオルフェ・ラム・タオ役の下野紘です。よろしくお願いいたします。今日はラクスを奪い合う構図ですかね」と下野から振られると、保志は「まぁまぁ今日は平和に行きましょう、次こういう機会があったら殴り合いの喧嘩ですね」と冗談まじりに答えた。

ラクス・クライン生誕記念ということで、ラクスの話を中心とした質問が展開。はじめに、本作で描かれるラクスとキラについて田中は「もうあれはエンゲージですよね。若いですけど結婚できる年齢ですよね、ね?」と強めに保志に向かって訴えると「あ、すごいプレッシャー…でも実際『DESTINY』では描かれていないだけだったかもしれないですよね。監督はキラとラクスは何にもしてないって言ってましたし!」と慌てるように答えた。

そして本作の新キャラクターとして謎のベールに包まれていたファウンデーション王国宰相、オルフェ・ラム・タオは、ラクスと一緒に生まれ、自分の思いのままにラクスを強く求めるというキャラクターであったが…。

そんなオルフェを演じた下野は、「ラクスとキラとオルフェの三角関係が、主軸として動いているというのが言えるようになっただけでもだいぶ楽になりました」と、謎のベールに包まれたキャラクターを演じた故のもどかしさを告白しつつ、「オルフェがいたから『ガンダムSEED』の主人公が近付いたのは嬉しいですよね。オルフェとしては、ラクスとキラに出会わなければオルフェ自身も決められたレールを走っていくだけだったんだろうなと思いますし、オルフェにとっての壁がキラとラクスによってもたらされたからこそ、この戦いに発展していった気がします。オルフェも成長していったんじゃないかと思います」と自身のキャラクターの成長を振り返った。

また、本作の“愛”のテーマの象徴ともいえる「必要だから愛するのではありません、愛しているから、必要なのです」というラクスのセリフについて田中は「このセリフはアニメーションに関わらず、自らがこういう風に言われたら、ぐっとくるなっていうセリフだったので、それを泣きながらどうやってオルフェに伝えようか頑張りました。」とアフレコ時を振り返った。

さらにラクスから拒絶されるオルフェを、下野は「あそこまで拒否されると思っていなかったし、彼の中では相当ショックだったと思います。でもラクスを押し倒したり、ちょっとオルフェ、お前やりすぎ!」と自身のキャラに突っ込むと、すかさず田中も「私もすごいびっくりしました!オルフェ、…触ってましたよね?」と劇中のシーンについて言及。「触ってないです!」とオルフェへの疑いを否定する下野だったが、「ただ『SEED』自体が結構そういうシーンありますからね(笑)?」と保志に振り、「何の話を蒸し返そうとしてるのかな。『SEED FREEDOM』の話をしてください」とまさかの飛び火に返した保志のコメントで会場は笑いに包まれた。

そのシーンの収録について田中は「オルフェが部屋を出てった後、ラクスが泣くじゃないですか。オルフェに対しては毅然として、すごんでみせましたけど、本当は怖かったんだろうなと思いましたし、あのシーンは本当に切ないなと思いながら頑張ってお芝居しました」とアフレコ時のエピソードを振り返った。

そして、サプライズで田中宛に福田監督からの手紙が届き、MCより代読された。以下、手紙の内容(一部抜粋)。

■福田監督からの手紙(一部抜粋)

田中理恵様へ

ラクス・クライン誕生日おめでとう。そして理恵ちゃん。ガンダムSEED放映から20年以上ラクス・クラインを演じてくれて、ありがとう。

理恵ちゃんの声と芝居がキャラクターに深みと感情の豊かさを与えてくれて、ラクスがファンの人たちにとっても特別なキャラクターになったと思います。特に今回のFREEDOMは良かった。

そして透き通るような歌声は、今回は披露することは出来なかったですが、ラクスというキャラクターの思いを伝えてくれる素晴らしいものでした。理恵ちゃんの熱意と才能によって、ラクスが生き生きと画面の中で動き、ファンの共感を呼び起こしてくれました。

20年前を覚えていますか?ラクスとしての初めてのアフレコ。どちらかといえば、メインキャストの中では後発で参加する形でしたが、それでも現場に早く溶け込もうと、必死に頑張っている理恵ちゃんの姿が今も思い出されます。

本当にこの20年は出会いと別れの連続でした。私たちは数々の人と出会い、共に笑顔を分かち合いました。友人、仲間、恋人、夫婦、家族、私たちの人生に彩りを添え意味を与えてくれる存在。しかし、出会いは別れとも結びついています。私たちは愛しい人を失い涙しました。その痛みは心に深く刻まれ、喪失感を与え、大切なものの尊さを思い出させてくれました。出会いと別れは私たちの人生の旅路の一部であり、その重みが私たちを成長させてくれました。これからも新しい出会いと別れは訪れるでしょうが、それは私たちの命の豊かな一部であり、その中で新たな感動と成長を見つけていくでしょう。

泣き、笑い、出会いと別れ。たとえガンダムSEEDが終わったとしても、私たちの物語はこれからも進んでいきます。ガンダムSEEDの中でラクスはあなたのおかげで魅力的で記憶に残る存在になりました。その貢献に心から感謝します。今後の活躍も楽しみにしております。ありがとうございました。

追伸、そういえば下野くん。オルフェも誕生日おめでとう。…一応ね。

そして、心温まる手紙に涙する田中や、その姿に会場が感動に包まれる中、ラクスとオルフェを直接祝おうと福田己津央監督がサプライズで駆けつけ、田中と下野に花束を贈呈。監督は「書いているうちに盛り上がっちゃって手紙が長くなっちゃいました。これ読んだら泣いちゃうかなぁって。でも書いてあることは本当です」と言葉をかけると、田中は「感動しすぎて、涙腺が崩壊してしまいました。アフレコのときの両澤さんとのことも想いましたし、だからこそ悔いが残らないようにしっかりやろうと思って臨みました」と感謝の想いを表した。キャストが一時降壇している間、監督が会場のファンの方からの質問に答えるという嬉しいサプライズも。

そして最後にはラクスにむけ、ピンクのハロがあしらわれた特製のケーキが登場し、「ピンクのハロだ!可愛い!」と笑顔を見せる田中。保志と下野、監督さらに客席からの「ハッピバースデ~ラクス!」の声が響き会場が祝福ムードに包まれた。

そして最後に代表して田中が挨拶。「2月9日から4DXと、MX4Dと、あと、Dolby Cinemaも始まりますので、音響もかなり違うと思いますし推しのアクスタを持って足を運んでいただきたいなと思います。これからも『ガンダムSEEDシリーズ』、『FREEDOM』をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」とファンに向けメッセージを送った。盛大な拍手に包まれる中、ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶は幕を閉じた。

タイトル:「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」
公開表記:大ヒット上映中!
配給表記:バンダイナムコフィルムワークス、松竹

■「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶イベント概要

日時:2月4日(日)13:35~14:15
会場:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15-15)
登壇者:田中理恵(ラクス・クライン役)/保志総一朗(キラ・ヤマト役)/下野紘(オルフェ・ラム・タオ役)/福田己津央監督 ※敬称略

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