熱きQB ジョシュ・アレンはパターもドライバーも特注品

NFLバッファロー・ビルズのクォーターバック(QB)であるジョシュ・アレンは、PGAツアーのキース・ミッチェルとタッグを組み、3年連続で「AT&Tペブルビーチプロアマ」に出場した。このデュオは昨年4位に入り、アレンはビルズのチームカラーである赤・青・白の3色に塗られたスコッティキャメロンのカスタムパターを使用してネット上のゴルフファンを沸かせた。

ことし、スコッティキャメロンからスイッチした別のパターも一風変わったものだ。ソールに“J.A.17”(イニシャルと背番号)と刻印されたL.A.B.ゴルフ リンク1パターを使用している。新パターに乗り換えたことでストローク中のフェースの安定性が向上し、グリーン上での安定感が増したとGolfWRX.comに説明。「欲しかったL.A.B.ゴルフのパターを手に入れたんだ。ボールの転がりが素晴らしい」

昨年の大会からアレンが変更したクラブは、パターだけではない。火曜にペブルビーチでクラブとシャフトをテストしたアレンは、1Wを藤倉コンポジット VENTUS BLACK(7X)シャフトの入ったテーラーメイド Qi10ドライバーに、フェアウェイウッド2本は同じシャフト(8X)が装着されたQi10ツアー(13.5度、16.5度)に変更した。アレンはPGAツアーレベルのスピード(ヘッドスピードとボール初速)の持ち主であるため、アマチュアゴルファーにとっては比較的硬いシャフトを使う。彼によると、ボール初速は時速190マイル以上とのこと。ちなみに、現在のPGAツアーにおける平均ボール初速は時速172.94マイルである。

ウェッジ一式も新たにテーラーメイド ミルドグラインド4ウェッジ(50度、56度、60度)に変更したため、昨年大会で使用したクラブのうち現在もバッグに入っているのはテーラーメイド P770アイアン(4番~PW)だけになった。真新しい溝と、MG4のヘッド設計は、スピン量の最大化により、ペブルビーチとスパイグラスヒルズの難しいグリーン周りで、彼の助けとなることだろう。

アレンの使用ギア一覧は次の通り。

ドライバー:テーラーメイドQi10(9度、ドット付プロトタイプ)
シャフト: 藤倉コンポジット VENTUS BLACK(7X)

ウェアウェイウッド:テーラーメイドQi10ツアー(13.5度、16.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(8X)

アイアン:テーラーメイドP770(4番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド120

ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド4(50度、56度、60度)

パター:L.A.B.リンク1 “J.A. 17”プロトタイプ

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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