大しけの影響 宮城県沿岸で収穫期を迎えたノリの養殖に被害

1月21日からの大しけにより、収穫期を迎えている宮城県のノリの養殖にも大きな被害が出ていることがkhbの取材で分かりました。

1月21日からの大しけでは、強風や高波の影響で南三陸町などで漁船が座礁したり養殖ワカメが流されるなどの被害が確認されていました。

小笠原侑希記者リポ「漁港には多くのノリの養殖いかだが置かれています。いずれも1月の大しけで被害を受けたものだということです」

大量の養殖いかだが漁港に置かれています。ワカメだけではなく、ノリの養殖にも大きな被害が出ていたことが分かりました。

被害は、宮城県沿岸全域で出ていますが、特に七ヶ浜町と亘理町などで被害が大きいということです。

ノリ養殖漁師鈴木隆之さん「養殖いかだが重なっている状態ですけど、本来は広がってないといけないやつですね」

養殖いかだが風や波の影響で絡まったり、ノリが流されたりしていることが確認されているということです。

ノリ養殖漁師鈴木隆之さん「震災の時は全滅でしたけど、今回は7割6割は残ったかな」

県漁協七ヶ浜支所鈴木祥支所長「東日本大震災の時はもちろん大きな被害でありましたけども、それに比べても匹敵するぐらいの大きな被害であったと。養殖いかだを1台復旧するにも相当な金額がかかりますので、ケアしていただけるもであればよろしくお願いしますと」

県や県漁協でも被害の全容は分かっておらず、調査を進めることにしています。

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