張本美和、指揮官が明かす成長ポイント「高いところまで届いてたけど……」 15歳の目標は激闘繰り広げた世界女王

ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」が4日、カルッツかわさきで行われ、木下アビエル神奈川は九州アスティーダと対戦。3-1で勝利した。

◆【速報】パリ五輪卓球代表、注目の3人目には張本美和、篠塚大登がメンバー入り 早田ひな、張本智和、平野美宇、戸上隼輔も選出

■前夜の連敗を払拭する単複2勝

1番手で木原美悠とのダブルス、2番手のシングルスで2点起用され勝利に貢献したのが張本美和。3日の日本生命レッドエルフ戦ではシングルスで連敗。なかでもビクトリーマッチでは10-9と勝利が目前に迫りながらミスも重なり逆転負けを喫しており、リベンジに成功した。

中澤鋭監督からは3日、張本美に対し厳しい声が聞かれた。「美和には期待しているし”実力不足”は刺激を与えるため。世界代表にもなっている」と16日からの世界卓球にも挑む15歳への成長を促すコメントだったと説明した。

国際大会では世界女王相手にも激闘を演じるホープに対し、「孫穎莎選手にファインプレーができて、高いところまで届いてたけど、下にはまだまだ空洞がある。これからは少しづつ埋めていきたい」と語り、「今日はハーフロングのボールを処理できるようになった」と一夜明けてのプレーの改善を褒めたたえた。

そんな張本美が、参考にしているのが中国トップの孫穎莎。「孫穎莎選手のフォアは目標としているので、大会で一緒の時は練習を見たりして目指しています」と明かした。

2024年のさらなる成長が期待される次世代エース候補。世界ランキングトップ10も視野に入る張本美の飛躍には期待が高まる。

◆張本美和、リベンジ成功に「凡ミスがないように」 叱咤激励の指揮官も意図を説明「期待しているし刺激を与えるため」

◆張本美和、孫穎莎に完敗も女王は高評価「この2年間で急速に成長」 将来性にも期待「8歳年下でとても若い」

(Y.Imoto/SPREAD編集部)

© 株式会社Neo Sports