「春になったら」木梨憲武自ら中井貴一に親友役をオファー。「本物の同級生感が出せた」

中井貴一が、フジテレビ系連続ドラマ「春になったら」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の本日2月5日・第4話に出演。主人公・椎名雅彦(木梨憲武)と48年ぶりの再会を果たす親友役で登場する。

奈緒と木梨がダブル主演を務める「春になったら」は、3カ月後に結婚する娘・瞳と、3カ月後にこの世を去る父・雅彦が「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく日々を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。連続テレビ小説「まんぷく」や大河ドラマ「龍馬伝」(ともにNHK総合ほか)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル脚本で、福田が得意とするシリアスとコミカルが同居した世界観の中で、笑いと感動に満ちた物語を立体的に映し出していく。

第4話では、雅彦の「死ぬまでにやりたいことリスト」の一つ「神(じん)に謝る」を実行するべく、瞳が雅彦の同級生だった“神健一郎”を見つけ出すことに。瞳に背中を押された雅彦は、長年抱えていた後ろめたい気持ちを払拭するべく、喫茶店を経営している神のもとを訪ねる。

実際に長年の親友で交流の深い中井が親友役を演じることになった経緯について、木梨は「雅彦の親友役を考えた時、すぐに中井さんの顔が浮かんで、『中井さん、1月のスケジュールどんな感じ?』と、その場ですぐ電話しました」と、自ら電話して盟友にオファーをしていたことを明かす。

続けて「昔から、ドラマ、映画、いろいろな場面でご一緒してきて、この間は突然レコーディングのスタジオに呼んで、歌も歌ってもらいました(笑)。今回もそのノリで『春になったら』の第4話なんだけど…と相談したら、すぐに返事をくれて。本当に長年の友達なので、中井さんと共演というだけでうれしいですし、お芝居、セリフのやりとりをするのは本当に楽しみでした」と振り返った。

共演を終えて「中井さんは、現場にいてくれるだけで安心感がすごいし、出演するとなればドラマの深みが出ること間違いないというか…。実際に現場を終えてみても、やっぱり本当に同い年というのもあって、お互いの思いを伝えるシーンなど、本物の同級生感が出せたんじゃないかと思っています。2人のやりとりをぜひ楽しみにしていただけたら!」と手応えを感じている様子だ。

第4話。「結婚のことは、いったん待ってほしい」――。雅彦が「死ぬまでにやりたいことリスト」をかなえていくにつれて、それがまるで死へのカウントダウンのようで、瞳はつらさを募らせる。新しい家族を作るより、今は雅彦のことだけを考えたいと考えた瞳は、婚約者・川上一馬(濱田岳)に正直な気持ちを伝える。しかし、雅彦の心と体のケアをする緩和ケア医・阿波野弘(光石研)から、自分の幸せも考えてほしいと諭された瞳は、その言葉に一瞬一馬の顔が思い浮かぶも、やはり自分のことを優先する気にはなれない。一方、ショックを受けながらも、瞳との結婚を諦めきれない一馬は、あることを決意する。

自分のことはさておき、まずは雅彦の願いをかなえようと考えた瞳は、リストの三つ目「神に謝る」を実行するため、雅彦の同級生だった“神健一郎”を見つけ出す。しかし、当の雅彦は神に会うのが怖くなったと言い、聞けば中学2年生の当時、好きな人をめぐって雅彦が親友の神を裏切ったのだという。

瞳に背中を押された雅彦は、喫茶店を経営している神のもとを訪ねる。久しぶりに会った神は、客が雅彦だと分かった途端、顔をこわばらせ、雅彦のことをまともに見ようとしない。さらに、48年前のことを謝るかつての親友に対して「謝らなきゃいけないのは僕の方だよ」と言うが、雅彦には身に覚えがなかった――。

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