ツインズが救援右腕ジェイ・ジャクソンとメジャー契約へ 米報道

米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者が報じたところによると、ツインズはブルージェイズからFAとなっていた36歳のリリーフ右腕、ジェイ・ジャクソンとメジャー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。契約条件の詳細は明らかになっていないが、安価な1年契約であることが予想される。ジャクソンはすでにマイナー・オプションが切れているため、スプリング・トレーニングで故障せず順調に調整を進めることさえできれば、開幕ロースター26人の枠に入ることになるだろう。

ジャクソンはメジャー5年目の昨季、ブルージェイズで25試合に登板して29回2/3を投げ、3勝1敗、1ホールド、防御率2.12、27奪三振、被打率.171、WHIP0.91の好成績をマーク。わずか1ホールドという数字が示す通り、試合を左右する重要な場面での登板は少なかったが、与えられた役割でしっかり仕事をこなしたシーズンだった。

ただし、メジャーでの好成績は運に恵まれた部分もあり、BABIP(インプレーの打球の打率)は.189という低率。マイナーAAA級では25試合に登板して1勝3敗2セーブ、1ホールド、防御率6.21と思うような結果を残せなかった。また、7月に未熟児で生まれた息子のために、スケジュールの合間を縫って家族と過ごす時間を作る、忙しいシーズンでもあった。

ツインズは放映権契約の影響による予算上の問題で、今オフは大きな補強に動くことができていない。ソニー・グレイと前田健太が抜けた先発陣は、クリス・パダックやルーイ・バーランドといった現有戦力で穴を埋めることに。マリナーズへホルヘ・ポランコを放出したトレードで補強資金を捻出し、ベテラン一塁手のカルロス・サンタナと1年契約で合意したことが報じられているが、複数の選手が昨季を上回る成績を残すような展開にならない限り、戦力ダウンは避けられないだろう。

とはいえ、ツインズが所属するア・リーグ中地区は決してレベルが高くないため、ツインズは有力な優勝候補である。メジャーで6年目のシーズンを迎えるジャクソンはブルペンの一員として、ポストシーズン進出を目指すチームに貢献していく。

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