米大リーグ、アジア市場を重視 大谷翔平中心に展開強化

2019年3月、東京ドームでの米大リーグ開幕戦を前に盛り上がるマリナーズのイチローファン

 【ニューヨーク共同】米大リーグは今季、韓国で初めての公式戦となるドジャースとパドレスの開幕シリーズ(3月20、21日・ソウル)でシーズンが始まる。大谷翔平、山本由伸が加入したドジャースと、ダルビッシュ有と松井裕樹の所属するパドレスのカードは日本からの注目も高く、来年は日本での開幕戦開催で調整を進めている。

 背景には大リーグ機構(MLB)の国際化推進がある。MLB運営戦略統括のクリス・マリナク氏は共同通信の取材に「日本を含むアジアは最優先の市場だ」と強調した。中心となるのが大谷の存在で「大谷の投打の二刀流による実績は前例がない」と影響力の大きさを認めた。

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