ミュージカル「ジョジョ」、開幕2日前に冒頭3日間の中止発表 ファン悲痛、振替期待の声も東宝は「検討中」「まずは一刻も早く開幕しなければ」

東宝は、帝国劇場で2024年2月6日から上映予定だったミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」について6日から8日の公演を中止することを、2024年2月4日に公式サイトと同ミュージカル公式Xで発表した。公演初日2日前の発表に、Xでは驚きと悲しみの声が寄せられるとともに、該当チケットを購入したというユーザーからは、「メールで個別に連絡が来ていない」とする声も複数寄せられている。

東宝は5日のJ-CASTニュースの取材に対して、「現在、順次対応中」だとした上で、中止になった公演の振替実施については「検討中」だとしている。

メールでの個別連絡は「現在、順次対応中」

東宝は、「開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、万全の状態で公演をお届けすることが難しいため」として、6、7日の各1公演と8日の2公演、計4公演を中止すると発表した。以降の公演については、「X(旧Twitter)アカウントおよび東宝演劇ホームページにて2月8日(木)16:00までに改めてご案内申し上げます」という。

Xでは、5日午前中までに該当公演のチケットを購入したという人からの「未だにジョジョ中止のお知らせのメールも来ない」という投稿が複数寄せられている。

メールの振り分け設定の問題なども考えられるが、購入者への個別連絡について、東宝はどのように対応しているのか。同社演劇宣伝部の担当者はJ-CASTニュースの取材に、複数のチケットの購入ルートがあると説明し、「購入ルートごとに(購入者に)メールで連絡をする算段を付けており、現在、順次対応中です」と回答した。

「重く受け止めております。あってはならないことで、お詫び申し上げます」

また、Xでは「振替あるのかな」「今できることは、振替を期待して有給取り下げることくらいかな」「振替公演してね 絶対してね」など、振替公演に期待する声も寄せられているが、これについては「検討中ではありますが、まずは一刻も早く開幕しなければいけないということで、それに向けスタッフ一同、鋭意頑張っているところです」と説明した。

悲しみの声やさまざまな意見が寄せられていることについては、把握しているといい「重く受け止めております。あってはならないことで、お詫び申し上げます。大変申し訳ございません」と謝罪した。

会期は2月28日まで(9日、16日、22日は休演日)。10日に幕が開くかどうかが焦点だ。

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