20世紀絵画の巨匠ピエール・ボナールと妻マルト 破天荒で創造的な関係描く 「画家ボナール」公開決定

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第76回カンヌ国際映画祭でカンヌ・プルミエールに正式出品された映画「画家ボナール ピエールとマルト」が、2024年秋に劇場公開されることが決まった。また、2024年3月20日から24日まで開催される「横浜フランス映画祭 2024」でも公式上映される。

「画家ボナール ピエールとマルト」は、フランス人画家のピエール・ボナールと、生涯の伴侶となるマルトの半生を描いている。マルトは”幸福の画家”ピエールにとって、単なるミューズをはるかに超えた存在となるが、2人の関係は謎に満ちていた。当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を営みつつも、共同で充実した芸術的成果を生み出していく。実話に基づいた物語を美しい映像で描いた作品となっている。

20世紀の最も偉大なフランス人画家の1人と評されているピエール・ボナール(1867-1947)は、印象派と抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされている。大胆な色彩と日常のささいな事象を好んで描いたことで知られ、1888年には友人の画家たちと「ナビ派」として知られるグループを形成。彼らは、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、葛飾北斎の先進性を称賛し、ボナール自身も日本美術からの影響を多くの作品で示していたことでも知られる。

フランス映画界の実力派の代表格に称される、「セラヴィ!」「夜明けの祈り」のヴァンサン・マケーニュがピエールを演じ、妻・マルト役を「ヒア アフター」「幻滅」などのセシル・ドゥ・フランスが務める。監督は、「5月の花嫁学校」「セラフィーヌの庭」などのマルタン・プロヴォ。

【作品情報】
画家ボナール ピエールとマルト
2024年秋、シネスイッチ銀座 他 全国ロードショー
配給:オンリー・ハーツ
🄫2023-Les Films du Kiosque-France 3 Cinéma-Umedia-Volapuk

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