知ってた?カバンや靴の詰め物のあの紙、絶対に古紙として出さないで。トン単位で再生紙が無駄になる可能性

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「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが、自身のX(@takizawa0914)を更新。かばんや靴の詰め物として使われている昇華転写紙の捨て方について、注意喚起をしました。紙ではありますが、リサイクル可能な古紙として出さないでほしいと訴えました。

昇華転写紙は可燃ごみへ

滝沢さんは2月5日、「昇華転写紙はかばんや靴の詰め物として使われているので、この紙を見たら可燃ごみで捨ててください」と投稿。「この薄いピンクの紙が古紙に混ざるとトン単位で再生紙が無駄になってしまいます」と発信しました。

武蔵野市によると、昇華転写紙(捺染紙・アイロンプリント紙)は、昇華性のインク(固体が気化して色素が転写するインク)を使用して、文字や絵柄が印刷されたもの。Tシャツなどにアイロンプリントできるもので、手芸用品としても流通しています。

インクは常温でも昇華するため、古紙に混入すると、リサイクルされた紙の表面にインクがカビのように現れてしまうのです。すなわち、少量でも昇華転写紙が古紙に混ざると、大量の再生紙に影響が出て損紙になってしまうのです。

滝沢さんの投稿には「再生できないとは知らなかった」「雑紙で再生できると思っていた」「大変な損害!これはもっと注意喚起して改善しないといけない」など、昇華転写紙の捨て方を知らなかった人から驚きの声が相次いでいます。

かばんや靴などの買い物をして昇華転写紙があった場合は、古紙として出さず、「燃やすごみ」の日に出すことを心がけましょう。

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