本州の南岸を進む低気圧の影響で、
関東の平地でも昼前から雪や雨が降り始めています。
きょう午後2時現在、埼玉県秩父市で3cm、
熊谷市で1㎝、群馬県前橋市で4㎝の積雪を観測しており、
気温が下がる夜の間に、関東南部の平地でも
積雪する所が多くなってきそうです。
これまでの東京都心の積雪の記録は、
2022年2月に2cmで、同じ年の1月には10㎝の積雪を観測しています。
今回1㎝以上の積雪となると2年ぶりの積雪となります。
なお、東京23区では、12時間降雪の深さが5センチで「大雪注意報」、
12時間降雪の深さが10センチで「大雪警報」が発表されます。
関東の雪のピークは
きょうの夕方～夜遅くにかけてです。
関東甲信の山沿いを中心に大雪となり、
気温が予想よりも低く推移すると
東京23区を含めた平野部でも警報級の大雪となる恐れがあります。
あす朝は、きょう降った雪が解けず、路面が凍結し
通勤通学の時間帯の交通機関に影響が出る可能性があります。
また、あすは一旦雪が止んでも、
午後は雪や雨の降りやすい状態が続く見込みです。
あす一日を通して電車や道路などに影響が出ている可能性がありますので、
時間に余裕をもって行動しましょう。
慣れない雪道の注意点
・車は必ず冬用タイヤを履いて
夏用タイヤで雪道を走るとスリップなどを起こし、大変危険です。
必ず冬用タイヤを履いて、積雪路面を走る際はタイヤチェーンも携行するようにしましょう。
・自転車や二輪車の走行は控えて
雪が解けている道だと思って自転車や二輪車で走ってみたら
凍ったブラックアイスバーンだったということもあります。
転倒すると大きな事故につながりますので、
少なくともあすいっぱいは自転車や二輪車の走行は控えましょう。
・歩くときはペンギン歩きで
雪道や凍結路面では、歩幅を小さく、
足裏全体で地面を踏み、ゆっくりと歩きましょう。
ペンギンの様にペタペタと歩くと転倒しにくくなります。
・時間に余裕をもって行動しましょう。
路面が凍っていないように見えても、
日陰や雪が踏み固められた道では滑りやすくなっています。
普段より時間がかかる可能性がありますので、
滑りやすい靴は控えて、滑りにくい靴を履いて
時間に余裕をもってお出掛けください。
