色鮮やかな青菜炒め。炒める前に加えるといいものは?【昔ながらの家事コツ〜調味料】

家事はだいたいは、自分のやり方で間に合っているものですが、困ったことが起きたときに、うまく切り抜ける方法を知っているといいですね。暮らしの中の困りごとを先人たちはどうやって解決してきたのか。『昔ながらの家事コツと裏ワザ750選』(主婦の友社編)から、調味料を今よりもっと上手に使いこなすワザをお届けします。

★ひきわり納豆が簡単に★

調味料は、味をととのえるだけではありません。

香りをつけたり、うまみやコク、照りを出すなど、さまざまな役割があります。
うまく使えば、料理がもっとおいしく、スムーズに。

砂糖、みそ、塩、酒、ドレッシング、それぞれの裏ワザをみていきましょう。

砂糖が固まったら食パンを入れておく

砂糖がいつの間にか固まって、スプーンでガリガリやっても削れない。

そんなときは、食パンを一口サイズにちぎって砂糖の容器に入れ、6時間ほどおいておくだけ。

食パンの水分が乾燥した砂糖に働きかけ、サラサラになります。

安いみそは2種類ブレンドする

違う地域や原料で作られた2種類を合わせて使うと、互いに不足しているものを補い、いいところが引き出されるみそ。

クセが消されてまろやかになり、食べやすいうえ、風味がよくなるので、お買い得品のみそも高級みそにグレードアップします。

みそは冷凍保存するともちがよくなる

時間の経過と温度の影響で味が変化するみそ。

これは原料である米が分解された糖と、大豆が分解されてできるたんぱく質、アミノ酸が反応するから。

開封後は表面をラップでおおい、冷凍保存を。
固まらないので、出してすぐ使えます。

すいかやおしるこの甘みを塩で出す

すいかやおしるこに、ちょっと甘みがほしいときは、隠し味程度に少量の塩を加えてみて。

おしるこのような甘いものに、ごくわずかな塩けを足すことによって甘みが引き出されるという、味の対比効果が生まれ、甘み感がアップ!

青菜いための油に塩を加えて色あざやかに

青菜をいためる前に油に塩を入れ、さっといためてからお湯を加えてゆがくと色あざやかに。

いため油や揚げ油に塩をひとつまみ加えると、素材を入れてもパチパチはねないという効果もあります。

残り少ないこしょうに塩を足して使いきる

残り少なくなり、振っても出なくなったこしょうのびんに、塩ティースプーン1杯弱を入れて、よくシェイクしてみてください。

塩がびんの内側にはりついていたこしょうをからめとり、最後まで気持ちよく使いきることができます。
調味の際もラクラクに。

みそ汁や魚の干物のうまみを日本酒でアップ

日本酒は料理にうまみやコクを出す作用が。

たとえば、みそ汁の仕上げに少量加えるとおいしくなったり、魚の干物の表面に塗ってから焼くと水分が補われてふっくらした焼き上がりに。

白ワインがないときに代用として使うこともできます。

ドレッシングをあえると、かけるより少量でO K

野菜サラダを作るときは、あえ物のようにボウルの中で野菜とドレッシングをからめて。

かけるより、ドレッシングを使う量が半量ですみ、少しずつ入れてまぜ合わせれば味の調節ができてムダなし。
カロリーも抑えられてヘルシーです。

※この記事は『昔ながらの家事コツと裏ワザ750選』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


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