チベット族一家が経営する民族衣装店 中国四川省成都市

チベット族一家が経営する民族衣装店 中国四川省成都市

自身の店で息子と娘と写真を撮るニマワンデンさん(左端)と妻のホインジェさん(右端)。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

 【新華社成都2月5日】中国四川省の成都市でチベット族の民族衣装の専門店を営む夫婦がいる。省北部アバ・チベット族チャン族自治州の黒水県出身のニマワンデンさんと妻のホインジェさん。同市金牛区撫琴街道西北街に「ニマ民族服飾」を構え、息子と娘の助けも借りてライブ配信での販売にも力を入れる。

 チベット族の民族衣装の制作技術を親世代から受け継いだニマワンデンさん夫妻は、商品のデザイン、原料調達、顧客管理などの業務を担う。制作は、近くの集合住宅内に設けた工房で、同店が雇った漢族の従業員が行っているという。

チベット族一家が経営する民族衣装店 中国四川省成都市

早朝に開店準備するニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

 成都市はここ数年、過ごしやすい気候、開放的な人的・文化環境、力強い経済活力を背景に、省内、ひいては周辺地域の住民の主要な移住先となっている。統計によると、現在、同市の少数民族常住人口は38万人を超え、少数民族の流動人口は年間平均延べ400万人を超える。

 同市に定住するチベット族の人々が増えるにつれ、街で民族衣装を着る人もますます多くなっている。チベット族の伝統舞踊「鍋荘舞」が街頭で流行しネットで話題になったことも、民族衣装の人気に火を付けた。ニマワンデンさんの店の売れ行きも好調で、毎年20万元(1元=約21円)以上の収入を得ている。

チベット族一家が経営する民族衣装店 中国四川省成都市

早朝から開店準備のため掃除をするニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

 12歳から成都で学校に通い始め、すでに20年以上になるニマさんは、とっくにこの町になじんでいる。社区(コミュニティー)の活動にも熱心に参加、少数民族の人々がより良く都市生活に溶け込めるよう手助けし、各民族の調和、共存を促進している。(成都=新華社記者/沈伯韓)

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朝食を取りながら携帯でオーダーメードの要望を確認するニマワンデンさん(右)と妻のホインジェさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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顧客がオーダーメイドした衣装を直すニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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顧客の試着を手伝うニマワンデンさん(右)。(2023年12月21日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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携帯で顧客と連絡し、オーダーメイド衣装の要望を聞くニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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顧客の注文に従って衣装をデザインするニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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工房で衣装制作中の従業員と交流するニマワンデンさん(左)。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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仕上がった衣装を宅配便の配達員に渡すニマワンデンさん。(1月4日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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近くのチベット族レストランで娘と食事するニマワンデンさん(右)と妻のホインジェさん(左)。(1月16日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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チベット民族衣装の生地を選びにサプライヤーのもとに出かけるニマワンデンさん。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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成都市の卸売市場「億家天下」で、なじみのチベット衣装生地のサプライヤーと生地を選ぶニマワンデンさん。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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成都市の卸売市場「億家天下」市場で、選んだ生地を顧客に携帯で見せ、説明するニマワンデンさん。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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店舗の近くの通りで、かつてサポートしたチベット族住民の生活状況をたずねるニマワンデンさん(左)。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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娘とともに、チベット民族衣装をライブ配信で販売するニマワンデンさん(左)。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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息子にチベット民族衣装を着せ、ライブ配信での販売を準備するニマワンデンさん(右)と妻のホインジェさん(左)。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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息子と娘の助けでチベット民族衣装をライブ配信で販売するニマワンデンさん夫妻。(1月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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成都市金牛区西北街社区(コミュニティー)党群サービスセンターで、地域管理の討論に参加するニマワンデンさん(奥右端)。(1月16日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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四川省成都市錦江区の錦江文化センターのリハーサル室で、なじみの顧客のダンス講師にオーダーメードのチベット民族衣装を届け、哈達(カタ、敬意を表すために用いる帯状の布)で感謝を示すニマワンデンさん(右)。(1月20日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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四川省成都市錦江区の錦江文化センターのリハーサル室で、店が制作したチベット族民族衣装を着た成都錦星芸術団の団員らによるチベット族の舞踊を撮影するニマワンデンさん(後方)。(1月20日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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四川省成都市錦江区の錦江文化センターのリハーサル室で、チベット族の舞踊「鍋荘舞」を踊るニマワンデンさん(右から2人目)と成都錦星芸術団の団員ら。(1月20日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)

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