【南岸低気圧に伴う降雪】県内は6日にかけ山地を中心に警報級の大雪の恐れも…すでに交通に影響(静岡県)

南岸低気圧の影響で、静岡県内は6日にかけ、山地を中心に大雪の恐れがあります。すでに交通には影響が出ています。

標高 約820m、小山町にある「道の駅すばしり」です。

(坂井 太一 記者)

「午前11時半です、雪はおよそ1時間半前に降り始めたということです。傘を数分間さしていますが、重いです。このようにたくさん雪が積もりました。雪質をみてみますと、このようにサラサラしています」

( 道の駅すばしり 大墨 航平さん)

「最近はあまり多く降ることがなかったのでちょっとびっくりしている。もうちょっと積もったら営業時間を短縮して閉めることになるかもしれないです」

(東京の旅行者)

「きょうは岐阜から帰ってきた、これから東京へ帰る。普通なら1泊したら10時ぐらいまで温泉にいるが、7時に一番で食事をして8時に出発、早めに帰ろうと」

急遽、タイヤにチェーンをまく人も…

(地元のドライバー)

「すぐそこなんですけど、(タイヤが)ノーマルで、スタッドレスではない。降るのは分かっていたけど、思ったより早かった」

気象台によりますと、県内の雪は、5日夕方から6日の朝にかけて降ると予想されています。山地の多い所では15センチの積雪になる見込みで、警報級の大雪となる可能性もあるということです。

御殿場市では、標高の高い地域にある小学校3校と中学校2校で、下校時間を午後2時に早めました。

(児童)

「転ぶとこわいから、滑らないようにして帰りたい」

「ちょっとうれしい。かまくら作りたいから」

「うれしいです。前に雪だるま作ったらすぐ壊れちゃったので、また新しい雪だるまを作れるからうれしいです」

また、道路や交通機関にも大きな影響が出ています。

朝から冷たい雨となった熱海市内。雪の影響で、新幹線が運休になる心配もある中、駅には足早に帰宅を急ぐ観光客の姿も見られました。

(東京の観光客)

「(もし電車止まったら)どうしよう…神奈川の親戚の家にいくか、もう1泊するか、悩み中です」

「降らないで欲しいなという感じ」

一方、高速道路では…

(田口 晃嗣 記者)

「大雪の影響で、東名高速は東京インターまで通行止めとなりました」

ネクスコ中日本によりますと、5日正午から、東名 東京ICから清水JCTの間、また新東名の新御殿場ICから新清水JCTの間、いずれも上下線で通行止めとなっています。また午後1時半からは、中部横断道 新清水JCTから富沢ICの間も上下線で通行止めとなりました。

国交省では今後も情報を細かく確認すると同時に、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

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