新入社員にとって、社会人生活は初めてのことの連続。慣れない環境で苦労したり恥をかいたりした経験のある人もいるのではないでしょうか? そこで今回は、新入社員時代に味わった苦い経験を筆者の友人が語ってくれました!
「絶対出世してやる!」意気込んで入社
これは、友人のA子が新卒で商社に入社した頃のエピソードです。
A子は学生時代からバリキャリ志向で、入社当初から「絶対にこの会社で出世してやる!」と意気込んでいました。
他の同期に差をつけようと、必死で勉強して、上司にも評価されようと頑張っていたそうです。
大切な接待に同行することに
そんなある日。
とある取引先との接待に、A子は上司と共に参加することになりました。
大切な接待なので、場所は高級料亭の個室。
格調高い雰囲気に、A子は緊張しつつも「少しでも上司の役に立てるように頑張らないと!」とやる気を募らせます。
【できる部下】を目指したが?
和やかに接待は進み、テーブルの上には空いた食器がちらほら見えるように。
A子は「上司や取引先の人に【できる部下】だと思ってもらいたい!」という思いから、「空いたお皿、片付けておきますね♡」とにこやかにみんなの食器を重ね始めました。
それを見た上司はビックリ!
すぐにA子を廊下へと連れ出し、「居酒屋じゃないんだから、そんなことしなくていい!」とA子に注意しました。
A子は良かれと思って片付けたのに、上司から思わぬ叱責を受けショックでした。
予想外のガッカリ展開に(泣)
こういった高級なお店では、使われている食器も高価なので、勝手に重ねると傷がついたり割れてしまったりする恐れがあります。
食べ終わった食器を自分で片付けるのはマナー違反。
給仕係の人が下げてくれるのを待つべきだったのです。
気を利かせたつもりが、逆にマナー違反の行為をしてしまい、A子は落ち込みました。
しかし、この一件を糧にマナーを徹底的に勉強し、中堅社員になった今では上司からも頼られる存在だといいます。
まとめ
失敗は誰にでもあることです。失敗した後どうするかによって、その人の将来も変わってくるのかもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの