オリンピアンと考える「女性活躍」とは…? アスリート経験を通して【長野・須坂市】

週末、子育てと女性のキャリアについて長野県にゆかりのある3人のオリンピアンが講演しました。
アスリートを経験して思う「女性活躍」とは…?

須坂市で開かれた講演会。進行役を務めたこちらの女性は…フリースタイルスキーでソチオリンピックに出場した上野眞奈美さんです。
この時、一児の母としてオリンピックに挑みました。

■上野眞奈美さん
「当時、ママアスリートという存在が少なかった相談する相手がいなかった」

そんな経験を元に、競技引退後はママアスリートを支援する団体を立ち上げ、精力的に活動しています。講演会には2人のオリンピアンも参加し、女性が活躍しやすい社会について課題を話し合いました。

■バンクーバー五輪スキークロス代表・福島のり子さん
「自分が子育てしている間に仲間の活躍がうらやましかった。家庭・仕事・趣味だったり自分の時間が作りたいのに背負いこんでしまうのは女性にありがち

■リオ五輪水泳女子200m平泳ぎ金メダリスト・金藤理恵さん
「よりどころを作るそれが趣味だったり、子育て仕事かもしれないメインの自分が崩れても、なんとかやっていけるサブメインを作ることが心の持ちよう(につながる)」

講演では月経や産後のホルモンバランスの乱れなど女性特有の体調について、社会全体で寄り添う必要があるとも訴えました。

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