スイセンの花、愛らしく 兵庫・伊丹の天神川 住民が移植の球根、土手の約400mに群生

愛らしい花を咲かせたスイセン=伊丹市中野西1

 少しずつ日脚が伸びる中、兵庫県伊丹市中野西1を流れる天神川の土手でスイセンが開花している。愛らしい小さな花が風に揺れる。

 ヒガンバナ科の多年草で、花びらに見える6枚のうち下の3枚はがく。中央の黄色い筒状の部分は副花冠と呼ばれる。

 天神川右岸の土手では20年以上前、近くの住民が自宅の庭から球根を移植し、徐々に広げていったという。現在は県道米谷昆陽尼崎線の中野大橋付近から約400メートル南西の御坊橋あたりまで、点々と群生が見られる。

 見頃は2月10日ごろまで。(吉田敦史)

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