日立造船社長に桑原氏 三野氏は会長、新社名機に

記者会見する日立造船の桑原道氏=5日午後、大阪市

 日立造船は5日、桑原道常務(60)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する人事を発表した。4月1日付。三野禎男社長兼最高経営責任者=CEO=(66)は代表権のある会長兼CEOに就任する。日立造船は今年10月に社名を「カナデビア」に変更する予定で、これを機に経営体制も新たにする。

 桑原氏は海外経験が長く、主力の環境事業にも取り組んだ経歴を持つ。大阪市で記者会見した桑原氏は「新しい会社への転換が求められており、意思決定のスピードを上げていく」と話した。

 桑原 道氏(くわはら・みち)長崎大卒。86年日立造船。取締役などを経て22年4月から常務。佐賀県出身。

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