被災の航空石川生、東京へ 来年度、明星大青梅と調整

 能登半島地震で被災した日本航空高石川(石川県輪島市)の全生徒約600人を、明星大青梅キャンパス(東京都青梅市)で4月から受け入れる方向で調整していることが5日、分かった。今月末に正式決定する見通し。航空高石川などを運営する日本航空学園(山梨県甲斐市)の関係者が明らかにした。既存施設で授業や部活動を行い、仮設宿舎の建設も検討されている。

 学園は当初、航空高石川の生徒を系列の日本航空高(甲斐市)で受け入れる予定だったが、調整に難航。受け入れ先を探していたところ、明星大が候補に浮上した。日本航空大学校石川の学生約300人も受け入れる予定という。

© 一般社団法人共同通信社