トリは林家正蔵師匠の十八番『蜆売り』 第36回『COREDO落語会』

映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。

【水先案内人 山本益博のおススメ】

2014年に始まった「COREDO落語会」は第1回からレギュラー制を敷いていて、10年経った今、当初の柳家権太楼、柳家花緑、春風亭一之輔の三師匠に、柳家さん喬、瀧川鯉昇、林家正蔵、柳家喬太郎、桃月庵白酒、三遊亭兼好らの師匠連が加わった。

今回は、権太楼、正蔵、白酒、一之輔の四師匠が高座に上がる。トリを務めるのは、正蔵師匠で、演目は十八番の『蜆売り』、冬の名作としても名高い人情噺である。

その前に高座に上がるのが、権太楼師匠で、演目は『幽霊の辻』。上方の小佐田定雄が桂枝雀のために書き下ろした噺で、それを聴いた権太楼師匠が、小佐田氏の了解を取り付けて、自分のレパートリーに加えた噺である。「幽霊」と言っても夏に限らない噺なので、席亭役の私が今回の冬の落語会にお願いした。あとは、一之輔師匠が『天狗裁き』、白酒師匠が『明烏』を高座にかける。

<公演情報>
第36回『COREDO落語会』

2月18日(日) 東京・日本橋三井ホール

【出演】
桃月庵白酒 『明烏』
春風亭一之輔 『天狗裁き』
柳家権太楼 『幽霊の辻』
林家正蔵 『蜆売り』

チケットはこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2335518

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