ことでんの新車両購入を香川県が支援 当初予算案に4500万円計上へ 車両の9割が利用年数50年超

香川県の2024年度当初予算案に、高松市の「ことでん」の新しい車両の購入を支援する費用として4500万円が計上されることが分かりました。

高松琴平電気鉄道

ことでんでは、保有する80車両の9割が利用年数50年を超えるなど、老朽化が進んでいます。この5年間で車両が原因の輸送障害は15件起きています。

また車両購入費のほかに、輸送設備の整備支援費として7500万円も盛り込まれる方針です。

遮断機が下りなかった踏切(高松市円座町 2023年8月)

香川県は、2023年度の当初予算では、ことでんの設備整備費への支援として1億5000万円を計上。その後、踏切で遮断機が下りていない状態で列車が通過するトラブルが相次いだことから、緊急支援事業費として、追加で3200万円を補助していました。

© 株式会社瀬戸内海放送