「既に女性をモノのように」たむらけんじの“松本にアテンド報道”弁明への東大准教授の“指摘”に「正論」と賛同の声

多くの芸人を巻き込んだ松本人志の性加害報道

「僕たちが『女性をモノのように扱ってモノのように上納している』という書かれ方をしているんです それは絶対に違う」

2月4日の『サンデージャポン』(TBS系)で、飲み会でダウンタウン・松本人志(60)に女性を“アテンド”したと「週刊文春」に報じられたことへの、こんな弁明がフリップで紹介された。

それに異議を唱えたのは、コメンテーターとして出演していた東京大学大学院の斎藤幸平准教授だ。マルクス主義研究者として知られる斎藤氏は、爆笑問題の田中裕二(59)に意見を求められると、こう語り始めた。

「今日の日本の感覚から言うと、『女の子いないから、ちょっと女の子を呼んでくれよ』とか『女の子呼ぼうぜ』みたいことを言ったり、やったりすること自体が、既に女性をモノのように扱ってしまってるってことになるんじゃないかなと思うんですね」

芸人の世界ではあたり前になっているという“女の子を呼ぶ”という行為自体が“女性をモノのように扱っている”と指摘する斎藤氏。さらにこう続けた。

「それに併せて刑法も変わってきていて、去年、強制性交罪から不同意性交罪っていうのに変わってですね、その中の要項の一つに『社会的経済的な地位を利用した性行為を迫ること自体も不同意性交罪』に入る」

そう法律の変化を解説。さらに松本人志(60)の事例についてこう語った。

「で、今回のように若い女性をホテルの一室に呼び出して松本さんのような非常に著名の方が、もし実際に迫っていくみたいなことがあれば、場合によってはこういう刑法が当てはまるような事例になっていくのではないかと思います」

斎藤氏の意見には、《これが『人権意識』を持った“大人の感覚”》や《正論ですね》と賛同する声がある一方で、《合コンもできない》といった声もあがっていた。

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