サミットでも注目 広島の食と酒を世界に売り込め 販路拡大へ商談会 広島

地元の食品や酒を海外市場へもっと売り込もうと5日、バイヤーとの商談会が開かれました。

日本貿易振興機構(ジェトロ)などが開いた商談会には、広島県内を中心に49の食品会社や日本酒のメーカーなどが参加しました。

売り込む相手は海外での販売を手がける商社です。

こちらのふりかけメーカー「田中食品」は、すでに23か国で商品を展開していますが、より強化したいと考え商談会に参加したそうです。そのために無添加のふりかけを開発しました。

田中食品海外輸出部 鄭譚進部長
「ふりかけを通じて世界の人々にファンになってもらい幸せになってもらう。今後、香港とマカオに一緒に売っていきましょうという話をした」

すでに5か国に輸出している三次市にある酒造会社「山岡酒造」の担当者は、バイヤーに試飲して味を確かめてもらっていました。日本酒は食事と一緒に楽しむ酒として人気だということで、いっそう力を入れたいのは…。

山岡酒造 黒木一成さん
「原料(米)をそのままストレートに出している味わいのお酒がまたひとつ広がってきていると思う」

ジェトロ広島貿易情報センター 岡部光利所長
「昨年5月に広島でG7サミットが開催され、これを期に世界で広島の認知度が非常に高まった。今回の商談をきっかけにどんどん広島のものを売り込んでいきたい」

商談会は6日も開催される予定です。

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