三輪素麺今年の相場を占う「卜定祭」

県の特産品である三輪素麺の今年の相場を占う「卜定祭」が、5日、桜井市の大神神社で行われました。

三輪素麺は、奈良時代に大神神社の祭神の子孫が地元で小麦を育て、作り始めたと伝わります。

神社では、毎年2月5日にその年の卸値を占う「卜定祭」が行われていて、5日は、生産や販売に関わる人などおよそ80人が参列しました。生産者の減少や原材料価格の高騰など様々な課題に直面するなか、基準となる銘柄「誉」の卸値価格を占う「卜定の儀」。

神前で「高値」「中値」「安値」と書かれた札の中から引き当てられたのは…

「安値でございます」2023年に続いて「安値」。18キロの卸値が、基準より100円安い1万1800円という結果です。参列者は、今年の販売が好調であるよう願いました。

奈良県三輪素麺工業協同組合 小西幸夫 理事長

「この寒い中、いっしょう懸命に皆さまに食べていただくように作っておりますので、買っていただきたいと思います。よろしくお願い致します。」

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