大型無人機が緊急着陸 海自八戸航空基地

昨年6月、海上自衛隊が公開した大型無人航空機シーガーディアン=青森県の八戸航空基地

 国土交通省は5日、青森県の海上自衛隊八戸航空基地で運用されている米ジェネラル・アトミクスの大型無人航空機シーガーディアンが1日に八戸基地を離陸して飛行中、自動操縦装置の不具合で緊急事態を宣言し、八戸基地に着陸したと発表した。けが人や機体の損傷はないとしている。

 国交省によると、1日午前11時過ぎに八戸基地を離陸し、約30分後に緊急事態を宣言した。午後1時20分ごろ着陸した。

 防衛省によると、海自が運用していた。三陸沖を飛行中に飛行高度が低下し、緊急事態を宣言した。手動での操縦に切り替え、自動操縦装置を再起動すると不具合が復旧し、安全に着陸した。着陸後の点検で異常は見つからなかった。

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