島根・鳥取を2泊3日でサイクリング!温泉、グルメ、絶景を堪能しよう

今回は島根、鳥取を横断して2県を2泊3日自転車で巡る旅をご紹介します。心身を癒す温泉に地元のグルメ、最高の景色が楽しめます。自転車好きには見逃せない、2県の魅力を体験します!

本記事で紹介している商品や入館料は取材時のものです。今後、変更となる可能性があるので、ご注意ください。

1日目:島根県

9:30~ 出雲縁結び空港

近年、預け荷物で自転車を持ってくる旅行客が増えています。こうした自転車利用者へのサービス向上のため、「出雲縁結び空港」では1Fの総合案内所で空気入れを無料で貸し出しています。空港に着いた旅行客が自転車を組み立てる時、一層便利ですね!

自転車を組み立て終わったら、自転車に乗って約90分で出雲大社に到着です。

11:00~ 出雲大社

出雲大社に祀られ「縁結びの神」と呼ばれている大国主命(おおくにぬしのみこと)。とても心の清らかな神で、かつて一羽の白兎を助けたいきさつが「因幡の白兎伝説」として知られています。

このため出雲大社にも、いたるところに白兎の石像が建っています。

毎年11月は、全国から神様が出雲大社に集まり、人間の「ご縁」について話し合うと言われています。このため、出雲大社出は「縁結びの聖地」として広く知られています。

参拝が終わり、出雲大社を出たら、徒歩約5分で正統派の手打ち蕎麦、出雲砂屋に到着です。
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12:00~ 正統派手打ちそば、出雲 砂屋

出雲蕎麦は出雲地域を代表する料理の一つです。殻のついた蕎麦を使って製麺するため、麺の色が濃いのが一番の特徴です。

出雲大社付近の「砂屋」は出雲地域で唯一、十割蕎麦を提供している店です。特製の麺は歯応え十分、噛めば噛むほど蕎麦の香りがしてきます。

つけ汁は、うるめいわしの出汁を基本に、厚い鰹節を加えて出汁をとります。宗田節を長時間煮込んだ甘味としっとりした味が蕎麦と本当によく合います!

*十割蕎麥:小麦粉を足さない、蕎麦粉だけで作られた蕎麦のこと。

絶品出雲蕎麦を味わったあとは、自転車に乗り、約150分で松江の宍道湖(しんじこ)温泉に到着です。

※彩り三色割子蕎麥/1,240円

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15:30~ 松江しんじ湖温泉足湯

1971年に開湯した、松江しんじ湖温泉は地下1,250メートルから湧き出る温泉。泉質は関節痛を和らげ、筋肉痛などの症状に効能のあるナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉です。

松江しんじ湖温泉駅の前にあり、一角に無料で楽しめる足湯施設があります。自転車で来た旅行客が休むにはもってこいです。

また、足湯の隣にはお地蔵さんが祀られており、温泉水をお地蔵さんにかけて手を合わせると、健康で幸せになるとか。

足湯のあとは、自転車で約10分で松江城です。

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11:00~ 松江城

松江城とその城下町は松江の重要なシンボルです。日本に現存する12の天守閣の一つであり、かつ国宝となっている5つの城の一つです。
天守の外観は4重、内部5階、地下1階になっています。最上階の天狗の間からは360度松江市街地と宍道湖が見渡せ、その眺めは絶景です。

そして、いろんな角度から松江城を見たければ、松江城の周りを回っている堀川遊覧船に乗るのがオススメです。

松江城を見終わったら、自転車で約10分、松江駅に到着です。松江駅周辺で一晩宿をとりましょう。

※天守入場料:大人/680円、子ども(小学生・中学生)/290円
※なお自転車は、ぶらっと松江観光案内所裏の駐輪場に置いて松江城内にお入りください。
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2日目:鳥取県・島根県

2日目はまず松江駅から山陰本線の特急で米子駅まで行きます(松江駅7:58~米子站駅8:23)。米子駅で降りて、自転車に乗って約5分で米子城跡に着きます。

8:30~ 米子城跡

標高約90メートルの米子城跡に残る石壁の上からは、美しい中海や海と空の色が一体になった日本海、高くそびえる大山(だいせん)、米子市街地の風景が見渡せる360度のパノラマが広がります。

鳥取県でも有名な絶景スポットで、毎年2月20日頃、10月22日頃にはダイヤモンド大山の超絶景が見られるんです!多くのカメラ好き憧れの自然の美景が見られるスポットです。

*ダイヤモンド大山:大山山頂部から朝日が昇り、まるで後光が差しているような美しい光景。

米子城跡で美しい風景を鑑賞したあとは、自転車に乗って約30分で米子水鳥公園に到着です。
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10:00~ 米子水鳥公園

2005年にラムサール条約に登録された中海の沿岸にある米子水鳥公園には、現在130種以上の鳥類が棲息しています。その中には国の天然記念物のマガンやヒシクイなどの貴重な鳥類もいます。

毎年10月中旬から3月末まで、約1,000羽以上のコハクチョウが越冬のためロシア北極海沿岸から飛来します。バードウォッチャーたちが毎年訪れるメッカの一つです。

美しい野鳥を観察したら、自転車で約60分、江島大橋に到着です。
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12:00~ 江島大橋

鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ全長1,446メートルの江島大橋は、その特殊な傾斜角度から日本の有名自動車会社の広告ロケ地に選ばれました。

広告では車の性能をアピールするために、橋がとても急勾配であるように見せる特殊な視覚効果が使用され、「ベタ踏み坂」と称して、この橋は瞬く間に人気となりました。

ジェットコースターのような橋の写真を撮りたいなら、橋から約1キロ西側にある島根県大根島の海岸に行き、望遠レンズを使って撮影するのがオススメ。

江島大橋を渡って、自転車で約30分で「DAIKON」です。

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13:00~ DAIKON

中海沿岸に佇む「DAIKON」は、大山や中海の美しい景色を眺めながら地元の食材を楽しめるカフェです。

人気の看板メニューは、爽やかな苦味とピリッとした芳醇な香りが特徴の高級食材・大根島産ハマボウフウと、しっかりとした肉質に歯ごたえのある大山ベーコンを使用した自家製ゆずこしょう味のパスタです。

島根県安来の「矢田醤油」を使用した醤油シフォンケーキは、独特の甘じょっぱい味わいがします。

おいしい料理を味わった後は、自転車で5分ほどの由志園まで向かいます。
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14:10~ 由志園

牡丹や雲州人参の生産で有名な由志園は、四季折々の花が楽しめる池泉回遊式日本庭園です。

春はサツキやシャクナゲ、夏は菖蒲や睡蓮、秋はもみじやドウダンツツジ、冬は椿、寒牡丹などが鑑賞できます。牡丹は約250種類あり、一年中見ることができます。

園内には3つの飲食店(完全予約制)もあり、高麗人参やウナギなど地元の旬の食材を使った郷土料理が楽しめます。

華麗な花を観賞した後は、自転車で約2時間かけて皆生(かいけ)温泉まで行き、皆生温泉付近で1泊します。

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3日目:鳥取県

8:00〜 皆生温泉 潮風の足湯

皆生温泉は米子市の北側に位置し、温泉と海水浴が両方楽しめる日本でも数少ないスポットです。

白砂青松の美しい海岸線や大山などの優美な景観が楽しめることから、「日本の渚100選」「日本の夕陽・朝日100選」「都市景観100選」などの栄誉を獲得しています。

日本海を望む「潮風の足湯」は皆生温泉開湯110周年を記念して米子市が設置した施設で、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で疲労回復に効果があります。

足湯に入った後は、自転車で約60分かけて本池(もといけ)美術館へ。
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10:00〜 本池美術館

本池美術館は、鳥取県無形文化財保持者・本池秀夫氏によって創建された世界初の皮革芸術作品を専門に展示する美術館です。

生き生きとした革人形や革製の動物など、本池氏の50年以上にわたる作品が展示されており、その数は100点を超えます。

館内ショップでは、当館でしか手に入らない職人手作りのトートバッグや化粧ポーチ、ブローチなどの革製品を販売しており、洋服に合わせたファッションアイテムや旅行のお土産としても最適です。

革のアート作品を鑑賞した後は、自転車で約20分の「夢みなとタワー」へ向かいます。
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11:30〜 夢みなとタワー

夢みなと公園は1997年に開催された「山陰・夢みなと博覧会」の跡地で、博覧会終了後に公園として整備され、地元住民の憩いの場となっています。

夢みなと公園内にある高さ43メートルの「夢みなとタワー」は境港エリアのランドマークで、最上階の展望室からは日本海、大山、島根半島、中海、皆生温泉などを一望できます。

夢みなとタワー4Fの明るく開放的なTOWER's CAFEでは、美しい景色を楽しみながらコーヒーや軽食を楽しめます。

景色を眺めた後は自転車で30分ほど走って、境港水産物直売センターへ。
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12:30〜 境港水産物直売センター

境港魚市場に隣接する境港水産物直売センターには、松葉ガニ、ベニズワイガニ、黒マグロ、岩ガキなど、鳥取県を代表する旬の魚介類を扱う鮮魚・干物・水産物関連店舗が12店舗あり、手頃な価格で購入できます。

鮮魚はもちろん、お土産に最適な水産加工品やおやつ・スナックなども販売しています。

また、直売センター内には新鮮な魚料理が味わえるレストラン2軒が併設されており、直売センター内には買ってその場で食べられるイートインスペースもあります。

直売センターを訪れた後は、直売センター内に併設されたレストラン「境港のさかな塾」まで歩きます。
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13:00〜 境港のさかな塾

「境港のさかな塾」は山陰旋網(まきあみ)漁協の直営店で、その日に獲れた新鮮な魚だけを使用しているので鮮度は申し分なし!

看板メニューは、イカ、エビ、イクラ、ウニなど10種類の魚介が盛り込まれたボリュームたっぷりの「上海鮮丼」。それぞれの魚介の身が引き締まり、新鮮な甘みがあります。

食事を楽しむ際は、北側のバーカウンターがオススメ。見通しのよい大きな窓から境港や境水道大橋を眺められ、運が良ければ漁協網船からのアジやイワシなどの魚の水揚げシーンを直接見ることもできます。

極上の海の幸を味わった後は、自転車で約10分、「水木しげるロード」へ。

※上海鮮丼/2,000円(2023年12月時点)

14:10〜 水木しげるロード

「水木しげるロード」は、境港駅から水木しげる記念館まで、全長約800メートルの妖怪の道です。

通りには177体ものさまざまな妖怪のブロンズ像が並んでいます。夜になると、妖怪の影絵が映し出され、かわいらしい音楽が流れ、まるで妖怪の世界にいるかのような雰囲気です。

街全体が『鬼太郎』の世界観を再現している作品のよう。バスの外観も鮮やかな妖怪が描かれ、外灯も「目玉おやじ」になっています。本格的で遊び心もある街です。

「水木しげるロード」で趣深い写真を撮った後は、自転車で約30分、「米子鬼太郎空港」に到着。これで旅は終了です。

©Mizuki Productions

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自転車旅をしたいなら、やはり島根・鳥取でしょう!

今回、自転車で島根と鳥取の2県を横断して、その魅力を堪能しました。旅で体験した温泉、グルメ、絶景、どれもが疲れた心身を癒してくれました。島根・鳥取横断の自転車旅は、きっと元気をチャージしてくれること間違いなしです!

Sponsored by 中国地方知事会サイクリング観光振興実行委員会
Author: Chu
Model:Hsuan

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