松江市学園強盗致傷等初公判 「金を奪う目的ではなく、元同僚への嫌がらせ」などと、起訴内容の一部を否認

2023年5月、松江市内で、車の中にいた女性の首を絞め、カバンを奪うなどしたとして、強盗傷害などの罪に問われている男の裁判員裁判が、5日、松江地方裁判所で始まり、男は起訴内容を一部否認しました。

冒頭陳述などによりますと、住所不定の元会社員、有沢正和被告(26歳)は、2023年5月7日、松江市学園2丁目地内のアパート前駐車場に停まっていた車に押し入り、車内で休んでいた元同僚の女性の首を手で締めるなどして軽いけがを負わせました。

そして、現金2万円余りと鍵などが入ったカバンを奪ったほか、奪った鍵を使い女性の家から現金およそ30万円を盗んだとして、強盗致傷と住居侵入、窃盗の罪に問われています。

5日の初公判で有沢被告は「お金を奪う目的ではなく、女性への嫌がらせだった」などと、強盗致傷の起訴内容を一部否認しました。

裁判は、6日に被害者女性の証人尋問と被告人質問があり、7日に結審。9日に判決が言い渡されます。

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