被災水族館のイルカ死ぬ 和歌山に避難、死因不明

のとじま水族館から避難した「グリム」を含む5頭のカマイルカ=2日、和歌山県白浜町(アドベンチャーワールド提供)

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は5日、能登半島地震で被災したのとじま水族館(石川県七尾市)から避難していた雄のカマイルカ「グリム」が死んだと発表した。推定年齢は28歳で、イルカとしては高齢という。死因は不明。

 アドベンチャーワールドによると、グリムを受け入れたのは今月1日で、避難する前から食欲不振だったという。4日の血液検査で肝臓などの数値が悪化していたため点滴などをしたが、5日朝に死んでいるのが見つかった。

 アドベンチャーワールドは1日、のとじま水族館からグリムを含むカマイルカ5頭を受け入れており、「見守ってくださった皆さまに感謝します」とコメントした。

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