境内照らす「竹あかり」 芳賀の八雲神社で24日まで 集大成の150本

八雲神社の参道を照らす竹あかり

 【芳賀】稲毛田の八雲神社で、竹に模様を刻んで内側から光で照らす「竹あかり」が参道を彩っている。24日まで。今回が最後の催しとなる。

 花々や動物、鳥、チョウ、竜といったさまざまな絵柄が、電動のこぎりやドリルで精緻に彫り込まれ、赤、青、緑などの発光ダイオード(LED)に照らされて華やかな雰囲気を醸し出している。2020年から毎年本数を増やし、今回は150本に達した。

 地域のコミュニケーションを図り、地元の神社や太々神楽に興味を持ってもらおうと氏子総代の直井賢治(なおいけんじ)さん(69)と氏子の桜井邦治(さくらいくにじ)さん(71)が中心となって作ってきた。年々レベルが上がる模様を彫る作業が体力的に厳しくなり、今年を集大成とすることを決めた。直井さんは「神社と光の融合を感じてほしい」と呼びかける。

 稲毛田、小学2年加藤結人愛(かとうゆりあ)さん(8)は「すごく細かく模様が彫られていて、いろいろな色があってすごくきれい」と見入っていた。点灯は午後5時半~8時半。

八雲神社の参道を照らす竹あかり

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