舞華が同世代の上谷沙弥を相手に赤いベルト防衛!「我々黄金世代がバチバチやり合って、スターダムで世界一目指そうぜ!」

スターダムはビッグマッチ『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱~』2.4 大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場大会を開催した。

メインイベントでは、昨年12.29東京・両国国技館大会で、鈴季すずとの赤いベルトことワールド・オブ・スターダム王座新王者決定戦を制して新王者となった舞華に上谷沙弥が挑戦した。舞華は1.5東京・TDCホール大会で所属していたユニットDDMが解散したことにより、クラブビーナスの白川未奈、月山和香らとともに新ユニットEXVを結成。上谷も昨年末の復帰後、林下詩美とのアフロディーテでゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取するなど、両者ともに勢いに乗っている。

昨年行なわれた世代闘争では、すずとともに共闘していた時期もあった舞華と上谷なだけに、試合は一進一退のスリリングな攻防が続く中、舞華がみちのくドライバーⅡを連発するもカウント2で返し続けた上谷に、リストクラッチ式の変型みちのくドライバーⅡが決まりカウント3。舞華が死闘を制し初防衛に成功している。

試合後、マイクを握った舞華は上谷に「これからのスターダムは我々黄金世代がもっとバチバチやり合って、スターダムで世界一目指そうぜ!」と呼びかけると、欠場によりこのベルトを返上した中野たむを次期挑戦者に指名。「限界突破に来るまで待っている」と挑発すると、たむは「意外とすぐに来ちゃうよ」と早期の挑戦を示唆。次期挑戦者はたむが有力だ。最後は13周年記念大会とあって、舞華を中心に全選手と記念撮影。

バックステージに戻った舞華は、この大会に両親が駆けつけていたことを明かすと「そういうプレッシャーがありながら、こうやって防衛できたことを心の底からホッとしています。ちょっと親孝行できたかな」と、前回は地元の福岡で上谷のワンダー王座に挑戦して両親の前で敗れているだけに、安心した様子。「次やったらどちらが勝つか分からない。このハラハラドキドキが楽しくてしょうがない」と上谷とのライバルストーリーはまだまだ続けていく気持ちを口にした。また「これが女帝の闘い、女帝時代なんだよ。もっとみんなの想像を超えた闘いをやってやるよ。そして世界一を目指してやるよ。たくさんの夢を叶えてやるからついて来い」とチャンピオンとしての風格をみなぎらせていた。舞華の中では、すず、上谷といった新世代で黄金世代を築いていきたいという気持ちが強いのだろう。

新ユニットEXVとしても、現在ゴッズアイが保持している6人タッグのベルト、アーティスト・オブ・スターダム王座に照準を合わせており、スターダムの新エースとして、個人だけじゃなく、ユニット、そして団体を世界一に導くため、積極的に動いていくという。まずは、暫定王者と言われないためにも、前王者の中野たむを倒す必要がある。舞華はファンの支持率も高いだけに、今後の活躍を大いに期待したい。

◆スターダム◆
『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱~』
2024年2⽉4⽇
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場
観衆 1377人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○舞華(21分36秒 エビ固め)上谷沙弥●<挑戦者>
※変型みちのくドライバーⅡ
※第17代王者が初防衛に成功。

文⚫︎どら増田

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