レイ、『ブリット・アワード 2024』7部門にノミネート 自身による「Escapism.」リミックス配信

シンガーソングライターのレイが、3月2日にイギリス・ロンドンのO2アリーナで開催される『ブリット・アワード 2024』にて7部門にノミネートされた。

ノミネートされたのは、アーティストオブザイヤー、アルバムオブザイヤー、ソングオブザイヤー(2曲)、ベストニューアーティスト、ベストポップアクト、ベストR&Bアクトの7部門。これまで最多ノミネートだったクレイグ・デイヴィッド、GORILLAZ、ロビー・ウィリアムスの6部門を抜き、『ブリット・アワード』史上最多ノミネートアーティストの新記録保持者となった。

これまで、さまざまなアーティストに楽曲を提供し、長きにわたって下積みを続け、紆余曲折の旅をしてきたレイ。2023年1月に、アメリカのラッパー/シンガーの070 Shakeをフィーチャリングした楽曲「Escapism.」で自身初となる全英チャート1位を獲得。異例のロングヒットを記録した同楽曲は、2023年に女性アーティストによるシングルとしてイギリスで最大の売り上げを記録し、『グローバル・アワード』『アイヴァー・ノヴェロ賞』『AIMインディペンデント・ミュージック・アワード』にて受賞。TikTokのバイラルミュージックチャートでもトップを飾り、Shazamでもっとも検索されたポップソングとして全米で8週連続トップに輝いた。

また、10年の歳月を掛けて制作された、レイのインディペンデントアーティストとしてのデビュー作『My 21st Century Blues』は2023年2月にリリースされ、UKアルバムチャート2位を記録。性的虐待、性的暴行、身体醜形障害、依存症、女性蔑視、気候変動まで、音楽業界における自身の辛い体験を基に綴られた女性賛歌が収録され、逆境に直面し乗り越えてきた人々に捧げられている。

2023年10月には、9月に開催されたイギリス・ロンドンの名門 ロイヤル・アルバート・ホールでの一夜限りのライブを収録したアルバム『RAYE With The Heritage Orchestra - My 21st Century Symphony - Live At The Royal Albert Hall』を発表。2024年1月には、同ライブが映像化されBBC Oneで放送された。

さらに、アルバム『My 21st Century Blues』のリリース1周年を記念し、2月2日にアルバム収録曲「Escapism.」の自身によるリミックス「Escapism. (4am Remix)」をリリースした。

なお、レイは3月15日に一夜限りのライブ『My 21st Century Symphony Live At The O2 London』を開催すると発表。この最大2万人収容とされるO2アリーナでのライブチケットは、わずか24時間で完売している。4月には、アメリカの『コーチェラ・フェスティバル 2024』に出演する。

(文=リアルサウンド編集部)

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