行動と収納をひもづけて!“秒でしまえる収納”なら散らからない

めんどくさい!が口グセでも、行動と収納をひもづければ散らからない家になりました。キッチンやダイニングの収納は、家族の行動パターンに合わせれば◎。素早くラクに片づく仕組みをご紹介します。

<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー みやけみほさん(三重県 44歳)
単身赴任中の夫、長女(6歳)、長男(4歳)の4人家族。ワンオペ育児に追われながら、日々の暮らしや実践している収納&片づけテクをインスタで発信中。インスタ@mih5222

◎HOUSE DATA◎
持ち家一戸建て/築4年/3LDK(102.69平米)

昔は「出しっぱ」「開けっぱ」「脱ぎっぱ」常習犯だったけど、“秒でしまえる収納”なら散らかりません

「独身時代から片づけ下手で、結婚後は慣れない育児や散らかった部屋にイライラ。そこに夫の『あれ、どこ?』攻撃がさく裂し、パンク寸前でした」。家を建てる際、情報収集を兼ねてインスタを開始。インスタで整理収納アドバイザーという資格を知り、片づけを理論的に学びたいと勉強を始めたそう。知識を身に付けたみほさんは、物を増やさない暮らし方や効率のいい片づけ方、指定席があいまいな物の対処など、散らかる理由を少しずつ解決。「めんどくさがりなので、とにかく素早くラクに片づく方法を追求。自分や家族の行動パターンに合った今の収納や片づけ法にたどり着きました!」。

面倒だと出しっぱなしになるから 行動に合わせてしまう場所を変えた!

よく使う物は右側の扉の中にしまうとすぐ戻せる

「右利きなので右手で扉を開け、左手で物を出し入れするのがスムーズなんです」。だからキッチンの背面収納は、右側の扉の中に使用頻度が高い物、左側に低い物を配置。

子どもの洋服は朝と夜で分けてしまうと管理しやすい

ダイニングの朝のお支度コーナーには園用の服や小物、テレビ台には夜用のパジャマや塗り薬、保湿剤をセット。朝と夜の子どもの行動に合わせ、必要な物をわかりやすく収納。

朝の行動
持ち物を準備する→朝食を食べる→着替える→トイレ→ハンカチを持って出発!

夜の行動
お風呂から上がる→薬や保湿剤を塗る→パジャマを着る

よく持ち出す病院セットはバッグの近くにしまうと迷子にならない

診察券や保険証、お薬手帳などを人別にマルチケースにまとめた病院セットは、ママの普段使いのバッグの隣に指定席を確保。「必要なときに一緒にサッと持ち出せて便利です」。

洗濯物の山はカテゴリー干しで回避できた

干すときは、しまう場所が同じ物同士をまとめる“カテゴリー干し”に。乾いたら、カテゴリーごとにピンチから外し、その場でたたんで、しまいに行きます。こうすれば洗濯物が山にならず、仕分けの手間もなし!

しまう場所が同じ物は近くに干す→一気に全部取り込まない!

幼稚園グッズ

たたんだらすぐ、朝のお支度コーナーにしまう。

タオル

たたんだらすぐ、洗面所にしまう。

参照:『サンキュ!』2024年2月号「散らかる家→散らからない家」より。掲載している情報は2023年12月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部

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