札幌市の水素活用施設 完成遅れ 建設資材高騰、26年度以降に ステーションは今秋整備

旧中央体育館跡地に整備する水素ステーションのイメージ図。隣接する奥の空き地に建てる予定の集客交流施設は早くても2026年度以降の完成となる見込み(市提供)

 札幌市が中央区の旧中央体育館跡地(大通東5~6)で水素ステーションと一体で整備する予定だった集客交流施設について、完成予定時期が当初より3年遅れ、2026年度以降の見通しとなっている。建設資材の高騰のため。水素を新施設で発電や暖房に使う計画だったが、当面の活用法は燃料電池車(FCV)にとどまりそうだ。市は目指す水素エネルギーを活用したまちづくりに向けて、整備を急ぎたい考えだ。

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